高評価を受ける転職理由を作る3ステップ

こんな転職理由は落とされる!高評価を受ける転職理由を作る3ステップ

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転職活動で内定をもらうためには、書類選考と面接を通過しないといけません。過去の経験やスキル、キャリアなどを通して、会社に貢献できるということをアピールするわけです。

 

そして、他に重視されるポイントとして、転職理由がありますね。仕事に対する意識の高さや、長く勤めることができる根気があるのかなど、ビジネスパーソンとしての人間性が問われる部分です。

 

ネガティブな要素が見えてしまったら、敬遠されてしまうことが多いでしょう。なので、印象の良い転職理由を説明できるようにしないといけません。

 

ここでは、評価される転職理由について紹介します。

 

こんな転職理由は落とされる!高評価を受ける転職理由を作る3ステップ

 

転職者3万人に聞いた転職理由ランキング

 

順位 転職理由
1位 ほかにやりたい仕事がある
2位 会社の将来性が不安
3位 給与に不満がある
4位 残業が多い/休日が少ない
5位 専門知識・技術力を習得したい
6位 幅広い経験・知識を積みたい
7位 U・Iターンしたい
8位 市場価値を上げたい
9位 雇用形態を変えたい
10位 業界の先行きが不安

参考:転職理由ランキング<2016年4月〜2016年9月>

 

 

転職サイト「DODA」が行ったアンケートによると、転職理由の1位は「他にやりたい仕事がある」だそうです。全体の13%の割合となっているので、ちゃんと目的意識を持っている人が多いということでしょう。

 

ただ、ポジティブな理由ばかりではなくて、「給与に不満がある」や「残業が多い/休日が少ない」といったネガティブな理由も上位にランクインしています。

 

前向きな転職理由なら面接で答えても問題ありませんが、あまり大きな声で言えない理由を抱えている人も多いでしょう。それを正直に答えたとしても、マイナス評価をされるだけで、自分にとってのメリットはありません。

 

ですから、面接官に好印象を持ってもらえるような転職理由に言い換える必要があります。

 

 

面接官は転職理由から人間性を判断している!

 

「なぜ転職を考えたのか?」という転職理由についての質問は、面接においては定番ですよね。転職活動をしたことがある人だと、必ず聞かれたことがあるはずです。どこの企業でも似たような質問をするわけですから、何かしらの意味があります。

 

転職理由について聞くことで、面接官は次のようなことを判断しています。

 

  • 仕事において何を重視しているか?
  • 仕事に対する責任感はあるのか?
  • これから仕事をする上での意欲はあるのか?
  • 短期間で辞めたりはしないだろうか?

 

 

仕事において何を重視しているか?

 

前の会社を辞めるというのは、「仕事において重要視していること」が満たされなかったということです。だから、転職理由について尋ねることで、その人が何を重視しているかが分かります。

 

面接官はそれを聞いたうえで、自社にマッチしている人材かどうかを判断しているわけです。たとえば、「効率的に仕事ができる環境で働きたい」という理由だとしても、残業が多い会社などではミスマッチだと判断されてしまいます。

 

 

仕事に対する責任感はあるのか?

 

社会人として仕事をするなら、責任感の強さが重要となります。なんでも他人のせいにして責任逃れをしようとする人は、どんな会社でも評価されることはありません。

 

会社の待遇や人間関係などに不満があって転職を考える人は、責任感がないと判断されるでしょう。なので、ネガティブな転職理由を伝えてしまうと、面接官からは厳しい目が向けられるはずです。

 

人間関係や会社の待遇が転職理由に含まれるなら、伝え方に工夫が必要ですね。

 

 

これから仕事をする上での意欲はあるのか?

 

転職理由とは、前の会社を退職した理由と今後の意気込みが合わさったものです。前職ではできなかったことを実現するための転職なので、面接官はそこから仕事に対する意欲を見極めようとしています。

 

やりたいことや将来の目標が明確になっていないと、魅力的な転職理由を語ることはできないでしょう。具体性がなく漠然とした理由であれば、意欲が低いとみなされる可能性が高いです。

 

 

短期間で辞めたりはしないだろうか?

 

企業は莫大な費用をかけて、採用活動を行っています。求人広告を出したり、人材紹介会社に手数料を払うだけでも、数十〜数百万円の費用が掛かります。さらに、採用後の教育なども考えると、相当な金額となるでしょう。

 

それくらいのコストを掛けているわけですから、短期間で辞められてしまうと非常に困ります。なので、面接官は長く会社で働いてくれるかどうかを、厳しい目でチェックするわけです。

 

転職理由が、抽象的すぎたり意欲が感じられないものだったら、間違いなく落とされてしまいます。ですから、転職理由を通して熱意を伝えられるようにしてください。

 

 

こんな理由では落とされる!ダメな転職理由の例

 

漠然としすぎている

 

「経営理念に共感しました」や「御社の商材に感銘を受けました」など、キレイなことを言おうとするとマイナスのイメージを持たれてしまいます。なので、もう少し具体性のある転職理由にするべきですね。

 

「どういうこと?」と聞き返されないように、疑問が残らないような理由が望ましいです。

 

 

勉強させてください

 

新卒採用であれば、スキルでなくポテンシャルを重視しますから、学びたいという意欲は非常に大切です。しかし、転職でそれをやってしまうと、評価を下げることになるでしょう。

 

中途採用においては、即戦力が重要視されます。なので、「営業スキルを磨きたくて」などといった理由では、あまり良い印象を持たれることはありません。それよりも、自分のスキルをどのように活かせるかを伝えられるようにしてください。

 

 

人間関係に不満がある

 

上司や同僚とウマが合わないことで、転職を決意する人は多いようです。ビジネスの世界ではコミュニケーション能力が重要ですから、協調性が無い人だと採用されるのは難しいと思います。

 

また、面接のときに合わない上司の話をしたとしても、それは会社の悪口だと捉えられることがあるので、イメージがかなり悪くなってしまいます。なので、人間関係を転職の理由とするのは控えた方が良いでしょう。

 

 

給料が安い

 

金銭面の不満で、転職を決意する人は多いでしょう。しかし、そういった理由だと、他に給料が高い会社があればすぐに移るのかと思われてしまいます。お金以外に、仕事には興味が無いと判断されるかもしれません。

 

もちろん、収入は非常に大切なことですが、それを前面に押し出した転職理由では評価されることは無いわけです。仕事内容に関連した理由を伝えなければ、評価につながらないことを覚えておいてください。

 

 

会社の将来に不安がある

 

「会社の将来に不安がある」という理由は、先述した転職理由ランキングで2位になっていました。こういった理由を伝えてしまうと、会社への依存心が強い人だという印象を持たれます。

 

どんな企業でも主体的に行動する人を求めているので、会社にぶら下がるだけの人間は求められていません。なので、自分のスキルや経験をアピールできるようにする必要があります。

 

 

好印象を得られる転職理由を作るための3ステップ

 

転職理由を語るうえで大切なことは、退職理由との一貫性です。前職の退職理由と転職理由に矛盾があると、面接では必ず攻め込まれてしまいます。なので、一本筋の通った内容を語れるようにしてください。

 

退職理由と転職理由との違いは、次のようになります。

 

退職理由 前職に対する不満要素
転職理由 前職の不満を解決するためのもの

 

退職理由だけだとネガティブになってしまいますが、それを解決するための転職理由を語ることでポジティブな印象になるわけです。なので、退職理由と転職理由は、セットで考えなくてはいけません。

 

 

魅力的な転職理由の作り方は、3つのステップで考えます。

 

  1. 現状の不満をリストアップする
  2. その不満が解消されたらどうなるかを考える
  3. 自分の理想を応募先企業へと結びつける

 

 

1.現状の不満をリストアップする

 

まずは、今の仕事に対する不満を、思いつく限り紙に書き出してみましょう。給料が安い、残業が多すぎる、仕事が面白くないなど、ネガティブなことでも良いので何でも書くようにしてください。

 

ここではキレイ事を言う必要はありませんので、自分の気持ちに素直になるということが大切ですね。

 

 

2.その不満が解消されたらどうなるかを考える

 

次に、その不満が解消された状況をイメージしてみてください。それが、自分の仕事に対する理想となっているはずです。その理想を実現することが、転職理由になりますね。

 

成果を出しても給料が上がらない⇒成果に応じて収入がアップする
ルーティンワークで刺激がない⇒色々な仕事を通して成長できる
残業や休日出勤が多い⇒短い時間で効率よく仕事ができる

 

不満の解消を考えることで、本当に自分が求めていることが見えてきます。ほとんどの人は不満を持つだけで終わっていますから、さらに踏み込んで考えることが大切ですね。

 

 

3.自分の理想を応募先企業へと結びつける

 

理想となる状況が分かったら、志望する企業の特徴を結び付けましょう。こうすることで、退職理由と転職理由、志望動機が一本の線でつながりますから、非常に説得力のある内容となります。

 

「前職では決まった人との接触しかない環境でしたので、色々な人との出会いがある営業職を希望しました。そこで、営業力で評価の高い御社で、自分のコミュニケーション能力を発揮したいと考えています。」

 

このような内容になると、矛盾が無くてポジティブな印象になりますよね。面接官からも、高評価を得られるはずです。

 

 

ケース別の転職理由の例文について

 

上記のステップで考えることで、印象の良い転職理由を作ることができるはずです。しかし、いざ本番で伝えようとすると、これで良いのかと不安になりますよね。そこで、転職理由の模範解答を紹介するので参考にしてください。

 

 

残業や休日出勤が多い

 

労働環境における不満をそのまま伝えると、条件が悪いとすぐに辞める人間だと判断されがちです。なので、ポジティブな印象に言い換えて伝えなくてはいけません。改善のための努力を惜しまなかったことも、伝えると良いでしょう。

 

前職では慢性的な人材不足であり、毎日の残業や休日出勤が定例となっていました。労働時間を減らすための効率化を提案しましたが、上司に受け入れられることはありませんでした。

 

効率的な労働環境でステップアップするために、転職をしたいと考えています。

 

 

年収をアップさせたい

 

年収のアップは誰もが望むことだと思いますが、それを前面に押し出すとお金だけが目当てだと思われてしまいます。なので、仕事への意欲を最優先としてアピールすると良いでしょう。

 

前職では年功序列の風土が強く、結果を出しても正当な評価を得ることはできませんでした。高いモチーベションを持って自己成長したいと考えているので、実力重視の環境に身を置きたいと考えております。

 

 

人間関係が上手くいかなかった

 

人間関係における悩みは、多くの人が抱えていると思います。ただ、人間関係が原因で転職をする人は、その後も転職を繰り返す人だと思われる可能性が高いです。なので、協調性の高さをアピールできるようにしてください。

 

前職では高いノルマが設定されており、個人主義が強い社風でした。私としては、チーム内で連携を取って仕事を進めることを望んでいるため、コミュニケーションを重視しておられる御社を志望しました。

 

 

 

以上のように、転職理由によって、その人のイメージが決められてしまうので注意しましょう。面接において重要視されるポイントですから、矛盾点が無いようにしっかりと考えなくてはいけません。

 

ただ、転職において最も重要なのは、その人のスキルや経験、実績などです。転職理由がしっかりとしていても、実績が伴っていなければ評価はされません。

 

なので、日頃から自分を磨く努力を続けて、キャリアアップに繋げていくことが大切ですね。


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