無計画な転職は失敗の元!理想的な転職を実現するための計画の立て方

無計画な転職は失敗の元!理想的な転職を実現するための計画の立て方

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転職を考えた時に、「新しい事へ挑戦したい」といった理由を掲げる人がいます。もちろんそれは悪い事ではありませんし、今後のキャリアの意欲になりますから素晴らしいことだと言えるでしょう。

 

しかし、気持ちだけが先行して転職をしてしまうと、後で後悔してしまうこともあります。しっかりと方向性を見据えて計画を立てなければ、思わぬことでキャリアに傷をつけてしまうかもしれません。

 

ですから、転職活動を行う前には、入念に計画を立てるようにしてください。そうすれば、失敗の可能性を大きく減らすことができますよ。

 

無計画な転職は失敗の元!理想的な転職を実現するための計画の立て方

 

計画性の無さが転職での失敗を招いてしまう

 

参考までに、私が聞いた転職の失敗例を紹介します。本当にあった実話なので、同じ過ちをしないように心がけてください。

 

 

今の仕事を辞めたいという気持ちだけで退職した

 

毎日、夜遅くまで残業ばかりだったAさんは、体力的にも精神的にも疲労が蓄積していました。休日も疲れて寝てしまっているので、プライベートの時間はほとんどありません。

 

毎日同じことの繰り返しで、終わりのない迷路に迷い込んだようだったそうです。なので、「とにかく仕事を辞めたい」と考えてしまい、何も考えずに退職してしまいました。

 

でも、すぐに転職活動を開始したのですが、なかなか内定をもらうことができません。勢いだけで退職してしまったので、明確な転職理由が言えなかったからですね。

 

結局、3ヶ月後に転職先が決まりましたが、前職よりも給料がダウンして後悔しているようです。

 

 

繁忙期に転職活動したことで思うように動けなかった

 

中小企業でシステムエンジニアとして働いていたBさんは、上流工程での仕事がしたくて大手企業への転職を考えていました。十分なスキルがあると自信を持っていたため、転職活動を開始したそうです。

 

しかし、その直後に短納期の仕事が重なってしまい、非常に忙しくなってしまいました。そのため、書類審査を通過しても、面接の日程が合わないといったことが続くようになります。

 

毎日の忙しさの中でモチベーションも失ってしまって、最終的には転職しなかったそうです。

 

 

転職後に業績が悪化して仕事が無くなってしまった

 

私の友人の話です。ある大手メーカーでマネージャーをしていたのですが、10年以上同じ会社で働き続けていたのでマンネリ化していたそうです。そこで、何か新しことへチャレンジしたいと常々思っていました。

 

そんな時、以前から親しかった会社の社長から、スカウトの話がありました。近々、新規事業部を立ち上げるそうで、そこでの部長職として採用したいとのことです。かねてから新しい事へ挑戦したいと思っていたので、入社することになります。

 

部長職ということで、自分なりに大きな期待をして仕事に臨んだそうです。しかし、入社して数か月したときに、急に業績が悪化して会社の資金繰りが怪しくなりました。

 

当然、新しい投資ができませんから、業績も悪くなる一方です。そしてついに、事業部の廃止が決まってしまいました。なんと、転職して半年もしないうちに、職を失ってしまったわけです。

 

 

これらはすべて、実際にあった話です。無計画で転職活動を始めてしまったために、すべて失敗していますね。何も考えずに転職活動を行うと、かなり高い確率で失敗することになるでしょう。

 

転職で上手くいく人は、早い段階で自分の方向性を定めています。なので、その場の気分などに流されることは無く、堅実に前へ進むことができるわけです。

 

将来のキャリアを築くためにも、ちゃんと計画を立てて活動を行わなくてはいけません。

 

 

計画的に行動しないことのデメリットとは?

 

無計画だと行動にムラが出てしまう

 

計画を立てずに動くことの最大のデメリットは、行動にムラが出てしまうことです。毎日の計画を立てていないから、行動するかどうかはその日の気分によって変わってしまいます。

 

つまり、モチベーションが高い時は一生懸命に頑張るのですが、少し気を抜くと行動量が減ってしまうということです。なので、トータルの活動を考えると、ほとんど動いていないといった結果になるわけですね。

 

自分の行動が視覚化できないために、どれだけ頑張っているかが実感できずにモチベーションが下がる原因にもなります。

 

 

一方、ちゃんと計画を立てておけば、一定の行動量を持続することができます。1日の行動が少なくても、毎日確実に行動を続ければトータルでは大きな結果に繋がるわけです。

 

行き当たりばったりによるトラブルも少なくなるので、スムーズに転職活動を勧められるようになるでしょう。

 

 

いきなり会社を辞めると生活が困難になることも

 

その場の勢いで会社を辞めてしまう人がいますが、それだと生活ができなくなる可能性があります。会社を辞めると収入減が無くなりますから、貯金を切り崩さなくてはいけません。

 

十分な貯金がない人だと、生活が成り立たないですよね。失業保険の給付が受けられますが、自己都合退社だと3ヶ月後からの支給になります。だから、最低でも3ヶ月分の貯金を持っておく必要があるということです。

 

また、お金がないと精神的に追い詰められるので、会社選びでも妥協してしまいがちです。早く決めないとという気持ちが強くなるため、納得していなくても入社を決めてしまう人がいます。

 

以前よりも条件が悪い会社に入ってしまったら、転職した意味がないですよね。せっかくのキャリアをダメにする可能性もあるので、無計画で動くということは大きなリスクを伴うということです。

 

会社を辞めてからの転職活動は危険

 

 

チャンスを失ってしまう

 

転職サイトには、色々な会社が新しい求人を常に出しています。どんどん情報が更新されていきますから、マメにサイトをチェックしておかないと見逃してしまうわけですね。

 

良い求人には応募者が殺到するため、公開してすぐに埋まってしまうこともあります。気が向いた時にしか求人を調べない人は、良い情報に巡り合える可能性は低いといえるでしょう。

 

ちゃんと計画を立てておけば、毎日決まった時間に転職サイトへアクセスすることができます。すると、常に新鮮な情報を収集することができますし、チャンスを失うことはありません。

 

求人情報は転職の命ですから、計画的に情報を集められることが大切です。

 

 

失敗しない転職計画の立て方

 

人生のライフプランを立てる

 

転職というイベントは、自分の人生を左右するほど大きなものです。なので、転職の計画を立てる時には、人生そのものについても考えなくてはいけません。

 

将来的な人生設計ができていれば、それを叶えるための手段として転職を活用できるようになります。

 

人生すべての計画を立てることは難しいかもしれませんが、最低でも「10年後にどうなっていたいか」は決めておいてください。

 

  • 年収700万円以上を稼ぎたい
  • ファイナンシャルプランナーとして独立したい
  • コンサルタントの道を極めたい
  • 部長クラスに昇進してリーダーシップを発揮したい

 

こういった目標を決めておくと、どのようなスキルを身に付けるべきかが明確になります。転職を考える時にも、志望する会社の絞り込みができるはずです。

 

ライフプランが明確でない人は、アパレル店員⇒不動産営業⇒医療事務など、統一性のないバラバラな職歴になってしまいます。これだと、自分の市場価値は上がりませんし、理想的なキャリアを歩むことは不可能でしょう。

 

 

長期計画と短期計画

 

計画には、「長期計画」と「短期計画」との2つの種類があります。

 

長期計画とは、5年後・10年後・20年後といった、長いスパンで考える計画のことです。先ほどのライフプランも、長期計画に該当するものですね。

 

目先のことばかり考えていると、気付かないうちに見当違いの方向へ進んで行ってしまいます。でも、長期計画を作ることで大まかな方向性を決めておけば、迷ってしまうことは無いわけです。

 

 

次に、短期計画とは、長期計画の目標を実現するために、「今日やること」「今週やること」といった風に、目先の行動に落とし込んだものです。具体的な行動が分かるので、モチーベションを失わずに集中することができます。

 

長期計画だけだと遠すぎて実感が湧かないので、前に進むことができません。なので、今日の行動レベルまで細分化して、確実に達成できるようにします。

 

 

ゴールから逆算する

 

将来のライフプランを作成したら、転職をするべき時期も明確になるでしょう。そして、実際に転職活動をすることになったら、「いつまでに転職を完了させるか」というゴールを明確にしてください

 

たとえば、「3ヶ月後に転職先に入社する」というゴールなら、2ヶ月後には今の会社へ退職届を出さなくてはいけません。なので、それまでに内定をもらう必要があるわけですね。

 

最初の1ヶ月目で企業研究と応募書類の送付、2ヶ月目で面接を受けるというプロセスになります。転職者の平均応募社数は、平均で11.2社だと言われていますから、最低でも10社以上に応募する必要があるでしょう。

 

書類選考の通過率は30%ほどなので、10社に応募すれば3社の面接を受けることができる計算です。

 

このように逆算をしていけば、おのずとやるべきことが見えてきますよね。転職活動をスムーズに進めるために、しっかりと計画を立てるようにしましょう。

 

 

転職エージェントを使うのも良い

 

転職の計画を立てることは、かなり面倒なのでできない人も多いかもしれません。仕事が忙しくて時間が無いことがありますし、急に予定が入ると計画が狂ってしまいます。

 

転職活動は孤独な戦いですから、強い意志を持たないとモチベーションを保つことができません。最初はやる気に満ちていても、忙しさを言い訳にしてサボってしまいがちです。

 

そういった人は、転職エージェントを利用してみましょう。専門のキャリアアドバイザーが担当してくれるので、転職活動のサポートを受けることができます。

 

求人の紹介から応募書類の作成、面接のスケジュール調整など、面倒な作業のすべてを代行してくれますから、意志が弱い人でも円滑に転職活動を進めることができるでしょう。

 

自分一人だと自信がない人は、転職エージェントの利用をおススメします。

 

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