年収1000万円の転職を実現するためのキャリアアップ方法とは?
ツイート転職を考える際に、年収のアップを考える人は多いでしょう。ビジネスパーソンにとって、年収1000万円は憧れでもありますよね。なので、キャリアを重ねていって、いつかは1000万円を目指したいと考えます。
一般的に、転職では前職の給与を考慮して年収が決定されます。ですが、現在では下がってしまうことが多いようです。しかし、転職を機に、年収を大幅にアップさせている人も存在しています。その差は、何なのでしょうか?
ここでは、年収1000万円を目指すときのポイントを紹介します。
1000万円プレイヤーになるのは難しくない!?
国税庁の「民間給与実態統計調査(平成27年)」によると、民間企業で働く給与所得者の平均は420万円となっています。男女比の内訳としては、男性520万円・女性276万円ですね。
そのなかで、年収1000万円を超える人は、約4%しか存在しません。およそ、25人に1人の割合ということになります。
ちなみに、通勤ラッシュ時の電車には、1両あたり300人程度が乗っていると言われています。なので、その中で12人の1000万円プレイヤーがいるという計算ですね。こうやって考えると、そこまで難しいことではないように思えるでしょう。
実は、企業から求められる能力を身に付けておけば、1000万円という高い給料を払ってでも雇ってもらえるようになります。場合によっては、それ以上の年収をゲットできるかもしれません。
年収1000万円の転職を成功させた人の実態とは?
人材紹介業の「エン・ジャパン」が、年収1000万円以上の人を対象にアンケート調査を行いました。それによると、意外な結果が出ていますね。
年齢層は40代が中心
年収1000万円以上の人の年齢層は、40代が全体の6割以上を占めています。それなりの役職に就くわけですから、年齢層は高くなりがちですね。30代でも2割ほどいますので、若くても高年収を得ることは夢ではありません。
ただ、20代は0%という結果となっていますから、その時期は実力をつけるための準備期間と考えましょう。若いうちからスキルや経験を磨いておけば、30代を超えてから花を開かせることができます。
非公開求人を使って転職している
まず、驚くべきなのが、8割の方が転職エージェントやヘッドハンディング経由で転職をしているということです。それ以外は、個人的な人脈がキッカケとなっている人が多く、一般求人から応募した人はほとんどいません。
やはり、ハイクラスの転職だと非公開求人がメインとなりますから、普通の転職サイトなどには求人情報が掲載されていないようです。
自分の強みを理解している
次に、転職の成功に必要なポイントとして、以下のような特徴が挙げられています。
- 求人企業の課題と自分が貢献できる点を説明できる
- ビジネスレベルの英語が使える
- キャリアの棚卸しができている
自分を採用することによって、どれだけのメリットをあるのかが説明できることが大切ということですね。それなりの利点が無ければ、企業としても高い給料を払うことはできません。
だから、過去のキャリアの棚卸しを行って、自分の強みや弱みを明確にしておく必要があるでしょう。
年収1000万円を稼ぐために必要な能力とは?
企業が高い年収を支払うのは、自社にとってメリットがあると判断するからです。なので、面接の際に自分の強みを的確にアピールすることができなければ、年収をアップさせることは難しいでしょう。
企業が求めている能力としては、次のようなものがあります。
マネジメント能力
多くの会社で、マネジメントができる人材が不足しています。チームをまとめて目標を達成するスキルを持っていれば、企業は喜んでお金を出してくれるでしょう。
マネジメントと一言で言っても、かなり幅広い要素を含みます。
組織としてパフォーマンスを最大化するための目標設定、目標を達成するための計画力、報告された数字から現場で起きていることを把握する分析力、部下と信頼関係を築いて長所を伸ばすためのコミュニケーション能力、危険を予測して回避するためのリスク回避能力などですね。
高い年収の求人は管理職が中心ですから、マネジメント能力は絶対に不可欠だといえますね。はどんな企業でも必要とされている能力なので、自分のキャリアを広げることができます。
年収のアップには不可欠の能力ですから、若いうちから意識的に鍛えるようにしておきましょう。
営業能力
不況のあおりを受けて、企業の売上が下がっています。なので、利益を持ってきてくれる人材は、会社からすれば喉から手が出るほど欲しいわけです。営業力の高い人間は、ヘッドハンティングなどで転職する人が多いですね。
実際、年収1000万円以上の人の30%は、営業職というデータがあります。成績によってインセンティブを出す会社が多いですから、営業力に自信がある人だと青天井で収入を増やすことができます。
実際、外資系の証券会社などでは、年収1億を超える人もザラにいるようです。実力一本で成り上がることができるスキルですから、営業経験は積み重ねておくと得をすることが多いでしょう。
コンサルティング能力
年収水準が最も高い職種として、経営企画・事業企画系があります。これは、経営者の参謀として、会社のかじ取りをする重要な役割ですね。中長期的な経営企画を立てるために、コンサルティング能力が必要となります。
自社の売上実績や競合他社の状況などのデータから、現状を分析して戦略を立てなくてはいけません。会社の行く末を担う重要なポジションのため、幹部としてかなり重宝されますね。
加えてマネジメント能力があれば、役員などとして採用する会社もあるでしょう。実績を積み重ねていくことで、自分のコンサル能力を磨くことができます。
年収1000万円を達成するための企業選び
成果報酬のインセンティブがある企業
先述の通り、1000万円プレイヤーの3割は、営業職だと言われています。営業職では、歩合制などのインセンティブが用意されていることが多いですから、結果に応じて給料も上がっていくわけです。
不動産や証券、保険などの大きな金額を扱う業種だと、売り上げに応じたインセンティブも大きくなります。年齢が若くても高収入を目指せる職種ですし、将来的なキャリアアップにも営業力は欠かせません。
実力重視なので、厳しいノルマや解雇のリスクなどもありますが、最短で1000万円を目指すならおススメできると思いますよ。
管理職の年齢層が若い企業
年収ベースで考えると、大手よりも中小・ベンチャー企業の方が高いことはザラにあります。大手だと年功序列の風土が根強いですし、従業員も多いために目立つことは容易ではありません。
一方、小規模の企業であれば、従業員が少ないので結果を出せば正当に評価してもらえるわけです。社長との距離感も近いために、自分の頑張りを認めてもらえる可能性も高くなるでしょう。
そのため、中小・ベンチャー企業においては、30代前半でも管理職に就けたりします。会社見学をして全体的な年齢層が若いのであれば、実力次第ですぐに出世できる社風だと判断できるはずです。
昇給率が高い企業
一般的な会社では、年に1度の昇給が行われます。4月の年度が変わるタイミングで、過去1年の実績が評価されて昇給されることが多いですね。どれくらい昇給されるかは、その会社によって異なります。
この昇給率が高い会社を選択すれば、年収がアップするペースも早くなるということです。一般的に、中小企業の昇給率は、1.5%程度だとされています。月収20万円の人であれば、年間で3000円ほどのアップになるということですね。
一方、大手の企業ですと、昇給率は2.5%くらいだと言われています。月収20万円だと、年間で5000円ほどのアップとなるわけです。
もちろん、会社によって昇給率は大きく異なるので、中小企業でも3%以上のアップをしていることもあります。自分の実績や会社の業績などでも変わってきますが、どれくらいの昇給が見込めるのかを考慮すると良いでしょう。
転職エージェントを利用する
先にお伝えしましたが、年収1000万円クラスの求人は、一般の求人サイトなどに掲載されることは少ないです。ほとんどの場合、転職エージェントや紹介などを通して、非公開で採用が行われています。
ですから、キャリアアップの転職を考えているのであれば、転職エージェントに相談をしてみましょう。
ハイクラスの求人を多く扱っているエージェントとしては、「キャリアカーバー」や「ビズリーチ」などがあります。
「キャリアカーバー」は、登録しておくだけでヘッドハンターからのスカウトメールを受けることが可能です。
6,000件以上の非公開求人がありますから、自分に合った案件を見つけることができるでしょう。
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以上、年収1000万円を目指すための方法論を紹介しました。全体の4%しかいない限られた世界ですが、自分の能力を伸ばしていけば将来的にたどり着けるラインだと思います。なので、野心にあふれている人は、目指してみると良いでしょう。
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