書類選考の通過率を高めるためには?

書類選考の通過率を高めるためには?

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転職活動で最初のハードルとなるのが、書類選考ですよね。目当ての企業を見つけて書類を送り、担当者に会いたいと思われれば面接へ進むことができます。一般的に、書類選考の通過率は、3割程度だと言われています。

 

なので、10社に書類を送れば、3社くらいは面接へ行ける計算ですね。しかし、応募者の中には、1割も通過しない人がいるようです。何十社も書類を送っているのに面接へ進めない人は、何かが間違っているかもしれません。

 

ここでは、書類選考の通過率を上げる方法を紹介しています。

 

書類審査で落ちる人の特徴

 

何も考えずに応募し続ける

 

転職活動をしている人は、一日でも早く転職先を決めたいと思っています。特に、失業中の人であれば、生活もあるので早く決めたい気持ちは強いでしょう。なので、手当たり次第に書類を送ってしまうんですね。

 

数を打てば当たるという考えで、どんどん書類を送っています。その結果、多くの企業で落とされてしまって、自信を失ってしまうわけですね。落ちるのが当たり前になってしまうと、負け癖が付いてしまうので悪循環にハマってしまいます。

 

自分に対する自信を失ってしまうと、面接まで進んだとしても適切に自己アピールをすることができません。なので、どんどん悪い方向へ進んでしまいがちです。このように、連敗を重ねてしまうわけです。

 

 

自分なりに原因を考えない

 

書類審査において重要なのは、自分のキャリアにマッチしている企業を見つけることです。なので、数を追い求めるのではなくて、採用の見込みがある企業だけを選んで書類を送ることが重要と言えます。

 

実際、企業としても、無駄な人材は来て欲しくないわけです。だから、自社の役に立つ経歴を持っていない人は、書類審査で落とされてしまいます。見込みの薄い企業へ送っても落ちるのは分かっているので、応募する企業はしっかりと見極めるようにしてください。

 

そして、もし書類審査が通ったならば、その理由を考えることも大切です。自分の何が評価されたのかが分かれば、それを面接でアピールすれば内定の可能性がアップします。また、次の書類選考においても、役に立つわけです。なので、次に繋げられるように、学習していくことが大切だといえますね。

 

 

準備不足

 

自分の志望する企業が見つかっても、すぐに応募はしないでください。書類を送る前に、しっかりと準備を行う必要があります。まず、最初にやるべきことは、「企業研究」です。その企業のことをじっくりと調査して、どんな人材を求めているのかを探りましょう。

 

そして、その企業のニーズに合わせて、履歴書や職務経歴書を書くわけです。特に、志望動機と自己PRを連動させるということは重要です。その企業に合わせた志望動機などを記入しないと、書類審査を通過するのは難しくなります。詳しくは、「面接で評価される志望動機の構成」を参考にしてください。

 

十分な準備を欠かさないことで、書類審査の通過率を高めることができます。下手に数を打つよりも、ちゃんと準備をした方が内定のスピードは早くなります。なので、しっかりと意識をするようにしてください。

 

 

書類選考の通過率を高めるためのポイント

 

書類の第一印象を良くする

 

企業へ送付する履歴書や職務経歴書は、採用担当者とのファーストコンタクトとなります。なので、パッと見の印象が悪いと、それだけでマイナスになってしまうわけですね。特に、数十〜数百通の書類から選考されるわけなので、他の応募者よりも丁寧に作成することを心掛けましょう。

 

丁寧な文字で書くことはもちろんですが、写真にも気を遣ってください。スピード写真のようなものではなく、専門の写真スタジオを利用することをおススメします。最近では履歴書用のプランを用意しているスタジオも多いので、そういった所で撮ってもらうのが良いです。

 

 

また、送り状を添えてクリアファイルに入れるようにしてください。そうするだけで丁寧な印象を与えられますし、雨に濡れたとしても書類を守ることができます。

 

送り状には、自分の名前や住所、電話番号を書いて、書類の表紙として一番上に置きましょう。採用担当者の名前が分かっているなら、宛名として記載しておいてください。

 

 

趣味欄で人となりをアピールする

 

意外と手を抜きがちなのが、履歴書の趣味欄に関してです。ほとんどの履歴書に趣味を書く欄がありますが、ここを効果的に利用している人は少ないですよね。実は、趣味の書き方を工夫することで、自己アピールに繋がります。

 

趣味というのは、自分の空いた時間や費用を費やしているものです。なので、そこに人間性が大きく表れるわけですね。そのため、その趣味を始めたキッカケや熱中している理由を書くことで、自分の人となりを伝えることができます。

 

子供の頃から、父の影響で釣りを始めました。その日の天気や気温によって釣れないこともあるのですが、そのおかげで忍耐力が身に付いたと思っています。ひたすら粘って大物を釣り上げた時の喜びは、何物にも代えられない感動があります。

 

こういった趣味を書くことができれば、どんな人間なのかがイメージしやすいですよね。単に「釣り」と書くよりも、はるかに印象が良くなるわけです。

 

 

自己アピールをしやすい書式を選ぶ

 

履歴書の書式には、色々なタイプがあります。メーカーによって記入欄の内容が異なりますから、自分のキャリアやスキルをアピールしやすいものを選ぶようにしましょう。企業から指定された用紙があるなら仕方ないですが、適当に選ぶと損をしてしまう可能性が高いです。

 

たくさんの資格を持っているなら、資格欄が大きいものが良いでしょう。また、豊富な職歴があるなら、経歴欄が大きいものを選ぶ必要がありますね。

 

ネットからでもダウンロードができますし、良いものが無いなら自分で作成しても構いません。ネット上のテンプレートを使って、項目を好きなようにカスタマイズして使うようにしてください。

 

 

突っ込まれるポイントをつぶしておく

 

採用担当者は、履歴書から応募者の弱点を探し出します。細かいところまで粗探しをして、問題が無いかをチェックするわけです。そのため、採用担当者から減点されそうな箇所があれば、フォローを入れておくようにしましょう。

 

たとえば、職歴に空白期間があるなら、その理由を明記しておきます。「親の介護をしていた」や「資格の勉強をしていた」などが考えられるでしょう。短期間で転職を繰り返しているなら、それをフォローできる理由が無いといけません。

 

納得できる理由を明記しておけば、担当者もマイナスだとは判断しないでしょう。「とりあえず面接で話を聞いてみよう」と、思ってもらえるはずです。書類選考では一方的に判断されてしまうので、誤解を生まないためのフォローは大切です。

 

 

 

以上のように、書類審査の通過率が悪い人は、やり方を間違えている可能性があります。なので、正しいやり方を知って、ちゃんと対策を行うようにしてください。そうすれば、きっと目当ての企業から内定をもらうことができるでしょう。

 

また、「書類審査に通りやすい職務経歴書の極意」なども、参考にしていただければと思います。


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