転職に必要なのは、勢いと慎重さの両方である

転職に必要なのは、勢いと慎重さの両方である

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転職活動は、自分の人生を左右する大きなイベントですよね。そして、応募する企業選びや内定を受けるかなど、選択の瞬間が多く存在します。そういった選択の時に、失敗しないようによく考えないといけません。

 

正しい意思決定をすることで、転職の成功が決まると言って良いでしょう。しかし、考えすぎて前に進めないのも問題ですね。なので、ある程度の勢いも必要となります。

 

ここでは、選択時に心掛けるべきことを紹介します。

 

転職に失敗する人の特徴

 

勢いだけの人

 

なんとなく今の会社に飽きたからといって、転職を考えたりする人がいます。また、周りの人間が転職をしていることに触発されて、よく考えずに転職を決意する人もいるでしょう。他にも、仕事内容が辛かったり、人間関係が嫌だからといったネガティブな理由で今の会社から逃げ出したいと考える人もいますよね。

 

このように、明確な目的意識が無い人は、転職しても良い結果は得られません。その場の勢いだけで転職を決意しても、面接で見破られてしまいます。具体的なキャリアプランや転職理由が無ければ、どこの企業からも相手にされないでしょう。

 

だから、その場の勢いだけで行動してしまう人は、あとで後悔する可能性が高いので注意してください。

 

 

慎重すぎる人

 

転職をしたいけれど、失敗が怖くて行動できない人がいます。そういった人は、「今の会社でも大きな不満は無いし」などの言い訳を作ってしまい、タイミングを逃してしまうことが多いですね。

 

でも、将来のキャリアのために転職が必要なら、勇気を出して行動に移すべきです。「転職のリスクについて」でも紹介しましたが、「転職をしないリスク」というものも存在します。今の会社の業績が、10年先でも安定しているとは限りません。もしかすると、数年後にリストラされてしまうリスクもあるわけです。

 

年を取ってからの転職は厳しくなりますから、早い段階で転職した方が良い場合もあるんですね。だから、深く考えすぎるのも問題だということを覚えておいてください。

 

 

勢いと慎重さを両立させることが大切!

 

キャリアプランを明確にする

 

転職で失敗しないためには、最初にキャリアプランを決めることが重要です。5年・10年先をイメージして、どのようなポジションに就いていたいのかを考えます。たとえば、「5年後にWebディレクターとして独立する」といったことですね。

 

これを明確にしておけば、どんな企業のどんな職種へ応募すればいいのかが分かります。面接でもハッキリと自己アピールすることができるので、道に迷う心配はないわけです。だから、転職活動を始める前に、キャリアプランを明確にすることから始めてください。

 

 

応募時に迷いすぎない

 

キャリアプランが決まっているなら、もう迷うことはありません。最初は不安や恐怖感があると思いますが、そこで立ち止まっていたら先へ進まないわけです。だから、求人への応募は勢いで済ませることをおススメします。

 

ただし、キャリアアップを考えた場合、今よりもワンランク上の仕事を志望するわけなので、応募条件を満たせない場合があると思います。たとえば、専門知識やスキルであったり、経験年数などと言ったことですね。でも、それらを満たしていないからといって、応募を諦めるのはもったいないです。

 

実は、応募条件は大ざっぱに書いている企業が多く、それらを満たしていなくても採用されるケースは多いです。また、条件が足りていなくても、他のスキルがあれば補完できる可能性があります。

 

⇒求人の応募要件を満たさなくても採用されるケース

 

 

実際のところ、応募条件をすべて満たしていたとしても、自分よりもスキルが高い応募者がいたら内定を受けるのは難しいです。企業の選考は相対評価で決まるので、自分が高い評価を受けるとは限りません。

 

こういったことから、応募前に色々悩むのは意味が無いということですね。ですから、気になる企業には、積極的に資料を送付してみてください。どんどん応募し続けるような、勢いが重要となります。

 

 

最終決定は慎重に行う

 

企業に応募するときは、深く考えずに行動する方が上手くいきます。しかし、全てを勢いだけで乗り切ろうとすると、逆に失敗することになってしまいます。なので、運良く内定をもらったとしても、しっかりと考えてから入社の決定をしてください。

 

実は、入社してからイメージと違っていたということは、かなり多い失敗例として挙げられます。なので、面接のときに労働条件や仕事内容を確認したり、実際に働いている社員から情報を集めたりなど、自分の理想に近い職場かどうかを見極めるようにしましょう。

 

自分の理想とあまりににもかけ離れていた場合、また短期間で転職をすることになります。そうなると、書類選考なども通過しにくくなりますから、厳しい転職活動になるはずです。なので、そういった失敗はしないように、最終決定は慎重に行ってください。

 

 

 

以上のように、転職活動においては、深く考えずに勢いだけで行動する場面と、よく考えて慎重に行動するべき場面の2つがあります。どちらも非常に大切なことですから、メリハリを持って行動するようにしてください。

 

そうすれば、きっと上手く転職をすることができるでしょう。


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