面接前に行うべきシュミレーションとは?

面接前に行うべきシュミレーションとは?

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言うまでもなく、転職活動で最も大切なのは面接です。しかし、どれだけ場馴れしている人でも、初めての企業へ行って面接を受けるのは緊張するでしょう。頭が真っ白になって、満足にアピールできない人は少なくないはずです。

 

なので、あらかじめ面接のシュミレーションを行って、対策を行うようにしましょう。そうすれば、自分の話す内容を整理することができますし、予定外の質問が来たときにも対処できるようになります。

 

ここでは、面接のための事前準備を紹介します。

 

筆記試験の対策

 

最近は筆記試験が無い企業も増えてきましたが、多くの企業が筆記試験を採用しています。内容は、常識問題や適性検査となっていることがほとんどですね。ここで合否が大きく左右されることは少ないですが、一応の対策はしておきましょう。

 

常識問題に関しては、日頃からニュースや新聞を確認していれば対処できると思います。そして、適性検査に関しては、対策本などを購入して対策するのが良いでしょう。ここがメインではありませんから、過剰に対策する必要はありません。

 

面接における対策

 

面接の流れは、どの企業も同じような感じです。なので、それぞれの項目について、シュミレーションを行っておけば、本番でもスムーズに話せると思います。ですから、全体的な流れについて知っておくようにしましょう。

 

具体的な流れは、以下のようになります。

 

 

入室

 

自分が面接室に入る場合は、ドアを2回ノックして「どうぞ」と言われたら入るようにしてください。面接官の目を見ながら、「本日はよろしくお願いいたします。」と言いながら一礼します。そして、「おかけください」と言われたら着席しましょう。

 

また、先に面接室に入って待つ場合は、面接官が入ってきたら立ち上がって「本日はよろしくお願いいたします。」と、挨拶を行います。そして、面接官と同時に着席するようにします。

 

 

初めの導入部分

 

最初は緊張をほぐすために、面接官から世間話を振ってくる場合が多いです。なので、会社に来るまでの出来事や自分が住んでいる地域の話などをしましょう。ここで少し話を盛り上げて、明るい雰囲気に持っていくのがポイントです。

 

面接官が複数いる場合は、全員の目を見ながら話して、明るくハキハキと返答するようにしましょう。話しやすい人間だと思ってもらえるように、振る舞うのがコツだといえます。

 

 

今の仕事内容

 

現在勤めている会社で、どのようなポジションで、どんな仕事をしているのかを説明します。ここでのポイントは、具体的な実績や自分の価値観などを明確に示すことです。仕事に対する姿勢を伝えることで、自分の人間像をイメージさせることができます。それが会社の風土に合っているのであれば、プラスに評価されるはずです。

 

実績を示すときには、売り上げの数字であったり、客観的な事実のみを伝えるようにしてください。第三者が見ても同じ評価ができる材料を提供することで、自分を正しく評価してもらうことができます。詳しくは、「面接官が面接で聞きたがっている本質」を参考にしてください。

 

 

転職理由

 

転職理由については、ネガティブな要素を含んでいるので答えにくいですよね。しかし、これをポジティブな理由に変換して伝えるのがポイントです。たとえば、「仕事がつまらない」という理由であれば、「今よりも自分のスキルを生かせる仕事がしたい」と言い換えることができます。

 

少しでもネガティブな要素を無くすことが大切ですから、納得できる理由に言い換えるようにしてください。詳しくは、「高評価を受ける転職理由」を参考にしましょう。

 

 

志望動機

 

面接官の心に響く志望動機を語るためには、企業研究を入念に行わないといけません。その会社の強みや特徴を知ったうえで、自分のやりたい事と絡めて伝えるのがコツです。また、自己PRをリンクさせることも重要ですね。

 

たとえば、「自分は○○が得意なので、それを生かせる御社を志望しました」と言えば、志望動機として納得できるものだと思います。また、「転職活動で内定を取るための志望動機の書き方」にも記載しているので、読んでみてください。

 

 

逆質問

 

面接の最後になると、「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。その時の質問の仕方によって、自分の意欲をアピールすることができます。その会社の仕事内容や商品などに関して質問をすれば、入社後の意識が高いと思ってもらえるでしょう。

 

また、組織やチームに関する質問をすれば、協調性の高さを示すことになります。なので、よく考えて質問をするようにしてください。しかし、待遇などの質問をすると、逆に評価を下げてしまう可能性もあるので注意が必要です。詳しくは、「面接でしてはいけない質問」も参考にしてください。

 

 

退室

 

別れの際の印象も大切ですから、気を抜かないようにしましょう。面接が終わったら、立ち上がって一礼します。その際に、「ありがとうございました」とお礼を言ってください。さらに、退室してドアを閉める際にも一礼して終了です。

 

また、会社を出たらまっすぐに家に帰るようにしましょう。周辺には関係者がいる可能性があるので、態度が悪かったらマイナス評価になる可能性があります。最後まで気持ちを切らさないことが大切ですね。

 

 

 

以上のように、面接の大体の流れを理解しておけば、本番で迷ってしまうことは無いでしょう。事前に対策できることですから、何度も頭の中でシュミレーションをしてください。これを怠らないことで、周りの応募者と差をつけることができるはずです。


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