中途採用における面接のマナーとは?

中途採用における面接のマナーとは?

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面接の場では、極度に緊張をしてしまうために、普段の自分を出すことが難しかったりします。なので、表情が硬くなったり姿勢が悪くなったりなど、見た目の印象が悪くなりがちです。ですから、担当者の気分を害さないためにも、好印象を与える対応を身に付けないといけません。

 

日頃から練習をしておくことで、面接の場でも緊張せずに接することができるようになります。かなり重要なことですから、覚えておいてください。

 

ここでは、面接におけるマナーを紹介していきます。

 

心構えについて

 

ベストな準備を欠かさない

 

面接へ行く前に、企業研究はしっかりと行いましょう。その会社の事業内容や経営状況、経営理念や価値観など、あらゆることをリサーチしておきます。事前の研究を欠かさないことで、自分の本気度を伝えることができます。

 

また、自己分析をすることも大切ですね。自分の強みや価値観を明確にしておけば、予想外の質問が来たときにも冷静に対処することができます。面接で上手く話せないのは準備不足が原因ですから、十分な時間をかけて備えておくようにしましょう。

 

 

 

面接は戦いではない

 

自分をアピールしようと思って、高圧的な態度になってしまう人がいます。しかし、面接は戦いではありません。企業としては、これから一緒に働く仲間を見つけたいと思っています。なので、「この人と一緒に仕事がしたい」と思ってもらう必要があるわけです。

 

なので、意地を張って議論するのではなくて、自分のことを好きになってもらえるように意識をしましょう。そうすることで、面接官が持つ印象も変わってくるでしょう。

 

 

常識やマナーを知る

 

会社に入る前に、携帯電話の電源を切っておきましょう。マナーモードでも音が聞こえるので、電源をオフにすることを忘れないでください。面接中になってしまうと、それだけで社会人としての常識を疑われてしまいます。

 

そして、受付に行った時から面接は始まっていると思ってください。無愛想な態度などをすると、印象が悪くなります。受付での態度も見られている可能性がありますから、気を抜かないようにしましょう。

 

また、面接室に入ってから、自分から名刺を出す必要はありません。面接官に出された時は交換しますが、基本的に面接で名刺交換はしませんから覚えておいてください。

 

 

服装について

 

整った服装を意識する

 

スーツやシャツは、大きすぎてはいけません。なので、自分の体に合ったものを着用するようにしましょう。高いスーツである必要はありませんが、シワの無い清潔感のあるものが必須です。なので、事前にクリーニングに出すなどしておいてください。

 

特に、臭いが染みついている可能性があるので、しっかりと洗っておく必要があります。さらに、ネクタイの汚れや曲りなども注意が必要ですし、靴も汚れなが無いように磨いておきましょう。

 

また、最近ではIT業界やアパレル業界など、ラフな服装で良い場合もあります。そういった場合でも、ジャケットなどを着用してください。どんな業界でも最低限の身だしなみは必要です。ネクタイなどは、着用しなくても良い事が多いです。

 

 

会社に入る前にコートは脱ぐ

 

冬場だとコートなどを着て面接へ向かいますが、会社に入るときにコートを脱ぐようにしましょう。コートを着たまま会社に入るのは、マナーが悪いです。これは、社会人としての常識ですから、覚えておくようにしてください。

 

脱いだ時にかさばるので、ロングコートよりもショートコートの方が良いかもしれません。荷物をたくさん持つのはスマートではありませんから、その辺も注意した方が良いと思います。

 

 

髪型を整える

 

長くボサボサの髪だと、不潔な印象を与えてしまいます。なので、面接の前には美容室へ行って、きちんと髪型を整えるようにしてください。これも、社会人として当たり前の身だしなみですから、しっかりと意識をしましょう。そして、ヒゲなども残さずに剃る必要があります。

 

髪型は第一印象を決める大切な要素ですから、かなり気を遣った方が良いと思います。清潔で爽やかな印象を与えることができれば、それだけで仕事ができそうなイメージを与えられますね。

 

 

男性の注意点

 

ネクタイは、細すぎないモノを選びましょう。7.5センチ幅のものを着用して、結び目はプレーンノットがスマートに見えます。そして、ネクタイの先端がベルトの中央にくる長さにするのがベストだといえます。

 

そして、ジャケットはお尻の半分くらいの丈のものを選択しましょう。少し短めのジャケットの方が足が長く見えますから、見た目の印象も変わってきます。さらに、ズボンにおいては、太ももが細いタイプを選んでください。ダボダボすぎない方が、シルエットがキレイに見えるはずです。

 

 

女性の注意点

 

女性の場合は、黒髪よりもブラウン系の方が明るい印象となります。髪が伸びてプリンになっている人は、新しく染め直した方が良いでしょう。そして、スカートを履くなら、あまり短すぎないように気を付けてください。できれば、パンツスタイルの方が好ましいといえます。

 

アクセサリーなども、付けすぎない方が良いですね。結婚指輪など以外は、すべて外すようにしてください。職種によっては、ネイルアートも禁止されていることがありますから、あらかじめ調べておきましょう。

 

 

時間について

 

遅刻は厳禁

 

当たり前ですが、面接の時間には遅れないようにしてください。数分遅れただけでも、それで不採用になる会社もあります。時間にルーズな人は、それだけで評価を落とすことになるので注意が必要です。

 

初めて行く会社だと道に迷ってしまう可能性があるので、事前に場所を確認しておくべきですね。今ではグーグルストリートビューを使えば、周辺の状況を自宅で調べることができます。なので、絶対に遅れないように下調べは忘れないでください。

 

 

早すぎてもいけない

 

遅刻はダメなのは常識ですが、10分以上前に行くものダメです。会社の準備が整っていない場合がありますし、負担をかけてしまうことになります。ですので、指定時間の3〜5分前に入るのが理想的ですね。

 

また、早く着きすぎた時に、会社の周りをウロウロするのは止めましょう。会社の関係者に見られることがありますし、態度が悪ければ選考に影響することがあります。なので、丁度良い時間に到着するように、調節を行うことも大切です。

 

 

面接で意識するべき8カ条とは?

 

挨拶をきちんと行う

 

挨拶をするのは常識ですが、きちんとできる人は意外と少ないです。まず、会社に入った時に、受付に挨拶を行うようにしてください。面接は、会社に入った時から始まっています。受付への対応も見られている場合があるので、部屋へ案内してもらうときにも気を引き締めてください。

 

そして、面接が始まるときにも、まずはお礼を伝えます。自分のために、時間を割いてくれたことに対するお礼ですね。さらに、面接が終わった時にも、同じようにお礼を言います。前後にお礼を挟むことで、常識のある人間だと思ってもらえます。

 

また、家に帰ってからも、面接官にメールを出しましょう。面接のお礼や感想、入社に対する意欲などを伝えます。ここまでする人は少ないので、かなり印象に残るはずです。

 

 

背筋を伸ばす

 

姿勢が良い方が、見た目の印象がアップします。猫背だと自信がなさそうに見えるので注意してください。なので、面接室のドアを開けた瞬間から、背筋を伸ばして歩幅を大きくして歩きましょう。そうすることで、堂々として頼りがいのある印象を与えることができます。

 

人の第一印象は、出会ってから2秒で決まると言われています。ですから、堂々とした態度を見せることで、好印象を得られるように意識してください。

 

 

アイコンタクトをする

 

面接中は、面接官の目をしっかりと見るようにしてください。それだけで、真剣に話を聞いていると思ってもらえます。目安としては、2秒に1回くらいですね。絶えず面接官の目を見ることを意識すれば、良い印象を与えることができるでしょう。

 

ただし、過剰に見続けると圧迫感を与えてしまうので、ほどほどにしてください。

 

 

小さなスマイルを忘れない

 

面接中は無表情になるのではなく、適度に笑顔を見せるようにしましょう。そうすれば、協調性や親しみやすさを伝えることができます。面接の雰囲気も和やかになりやすいので、話しやすい雰囲気を作ることも可能です。

 

落ち着いて話せる空間を作るためにも、笑顔を絶やさないようにしましょう。

 

 

うなずきや相槌を入れる

 

面接官の話の合間に、「はい」とうなずいたり、「そうですね」などの相槌を入れてください。何もリアクションが無ければ、面接官は話しづらくなってしまいます。話し上手な人ほど、うなずきや相槌が上手いので、コミュニケーション能力が高いと思われるはずです。

 

自分のアピールに熱中しすぎて、面接官の話を聞かない人が多いです。ちゃんと話を聞かないと的確な返答ができなくなるので、聞き上手になることが大切ですね。面接といってもコミュニケーションですから、相手の存在を忘れないようにしましょう。

 

また、早口や小声にならないか注意することも大切です。早口で話すと高圧的なイメージを与えてしまいますし、声が小さいと自信の無い印象になってしまいます。だから、ゆっくりと大きな声で話すことを心掛けて、聞き取りやすさを意識してください。

 

 

ボディランゲージも忘れない

 

自分の話を伝えるときは、ボディランゲージも交えてください。そうすることで、臨場感があって具体的に伝わりやすいですし、面接官もイメージしやすくなります。また、明るい印象を与えることもできるので、積極性の高い人間だと思ってもらえます。

 

あまり体を動かさない人は、元気の無い印象を与えてしまうので注意してください。

 

 

不要な動きをしない

 

ボディランゲージが大切だと言いましたが、無駄な動きが多いと逆効果となります。たとえば、貧乏ゆすりや髪の毛をいじるなどの行為です。これらをすると、退屈な印象を与えてしまうので、話を聞いていないと思われる可能性があります。

 

特に、癖になっている人は、無意識にやってしまいがちです。ですから、意識的に抑えるようにしてください。マイナスの印象しか与えませんから、無駄な動きの無いように注意しましょう。

 

 

しかめっ面をしない

 

面接官に質問をされると、考えようとして険しい表情をする人がいます。しかめっ面をすると怒っているような印象を与えるので、気を付けてください。場合によっては、面接官を不快にさせるかもしれません。ですから、自分の表情は常に意識をしておいてください。

 

また、ちょっとした言葉遣いにも注意が必要です。敬語を間違ってしまったり、フランクすぎる言葉遣いは印象が悪くなります。正しい言葉遣いができるように、日頃から意識をしておきましょう。

 

 

 

以上のように、面接中に意識するべきことは多いです。自分でも気づかないうちに悪い方向に行ってしまう可能性があるので、十分に注意するようにしましょう。


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