好感度をアップさせる7つの心理効果。好感度を上げて仕事や恋愛に生かそう
2018/04/13
コミュニケーションにおいては、好感度が大切ですよね。良い印象を与えることができれば、人間関係も上手くいくはずです。だから、初対面などであれば、好印象を与えるために必死になる人も多いでしょう。
また、仕事の場面でも、印象が良かった方が取引先との関係が良好となります。大きな商談が決まるかもしれませんし、会社内での評価も高くなるはずです。恋愛に関しても、意中の人と仲良くなるためには好印象を与えておく必要があります。
なので、出来るかぎり好感度を高められるように意識をしましょう。ここでは、好感度アップのための方法を紹介します。
好感度が高い人の特徴について
清潔感がある
やはり、清潔感があるというのは大切です。好感度が高い人というのは、例外なく清潔感のある見た目をしています。しっかりと髪の毛をセットして、シワの無いシャツを着ていたりするわけです。
見た目の印象がキレイであれば、好感を持たれやすくなります。特に、相手が女性だと清潔感を重要視しますから、自分の外見には気を付けたほうが良いでしょう。
服装がだらしなかったり、髪がボサボサだったりすると、それだけで不潔だと思われて敬遠されてしまいます。
爽やかな笑顔
ニコリと爽やかに笑える人は、好感度が高いでしょう。よく笑うことで明るい印象を与えることができますし、敵意を持たれることは少ないはずです。初対面でも距離感を近づけることができるので、笑顔を絶やさないことは大切だと言えます。
一方、ムスッとして表情が無い人は、近づきにくい印象を与えてしまうわけですね。自分では普通にしているつもりでも、しかめっ面になっている人は意外と多いです。だから、無表情な人は、気を付けるようにしましょう。
大きな声でゆっくりと話す
元気良く話すことができる人は、それだけで自信があるように見えます。声にはパワーがありますから、声が大きいだけで自分の存在をアピールすることができるわけです。頼りがいがある印象を与えることができるので、ビジネスシーンでは非常に大切なことだと言えるでしょう。
そして、ゆっくりと分かりやすく話すことも大切です。早口で話してしまうと、何を言っているのかが分かりません。ですから、相手に伝わるように、話すスピードを調節することが大切ですね。
姿勢が良い
背筋が伸びて姿勢が良い人は、好感度が高い傾向にあります。男性であれば堂々とした印象になりますし、女性であれば凛としたイメージになるでしょう。人気の芸能人を見ても、みんなキレイな姿勢をしているはずです。
猫背で姿勢が悪い人だと、自信が無いように見えてしまいますね。少しの違いですが、大きく結果が変わるわけです。胸を張って背筋を伸ばすだけで見栄えが変わりますから、知っておくと良いでしょう。
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好感度アップのための7つの心理効果
1.ザイオンス効果(単純接触効果)
人は誰でも、接触回数が多いものに好感を持つ傾向にあります。つまり、接点を多くすることで、好感度が高まるということですね。たとえば、初対面の人と何度も会っている人とでは、後者のほうが安心するはずです。
また、コンビニでジュースを買うときにも、無名メーカーよりも名の知れているメーカーのものを購入する人が多いと思います。これもすべて、ザイオンス効果が関係しているわけですね。
なので、誰かに好印象を持ってもらいたいなら、何度も会ったり頻繁に連絡したりしてみましょう。それだけで、好感度は大きく変わってくるでしょう。
2.相手の目を見る
会話をするときに、相手の目を見ない人は多いですよね。特に、日本人はシャイな国民性なので、目を見ることが苦手な人は結構いると思います。
でも、ちゃんと目を見て話さなければ、好感度は下がる一方です。相手からすると「嫌われているのかな?」と感じてしまいますし、話が盛り上がることもありません。思い当たる節があるのなら、早急に改善できるようにしてください。
相手の目を見てニッコリと笑うだけで、「あなたのことを尊重していますよ」というメッセージを伝えることができます。重要なことですから、覚えておくようにしましょう。
3.距離を近づける
人はそれぞれ、自分なりの距離感を持っています。「パーソナルスペース」と呼ばれるもので、人間関係によって話すときの距離感が異なるわけです。
たとえば、あまり親しくない人同士で話す場合には、1メートルほどの間隔を空けて話すでしょう。一方、家族や親しい友人ならば、肌が触れ合うくらいの距離で話したりしますよね。
このように、親しくなるほど会話するときの距離感は近くなります。逆に言うと、距離感を詰めることができれば、親しくなりやすいということです。そのため、会話するときには、相手に近づくことを意識してみてください。
ただ、急に近づきすぎると、不快感を持たれてしまいます。なので、相手の反応を見ながら、少しずつ距離を縮めていく努力をする必要がありますね。
4.相手の名前を呼ぶ
名前とは、その人にとって特別な意味を持ちます。何かに熱中していても、自分の名前を呼ばれたら気が付きますよね。自分の名前を呼ばれるということは、それだけ印象に残る行為なわけです。
だから、「あなたは」と言うのではなく、「○○さんは」と言ってみましょう。その人の名前を呼ぶのは、相手に対する敬意を示すことです。「一人の人間として尊重しています」という気持ちが伝わるので、常に名前を使って呼ぶようにしてください。
5.返報性の原理
仕事で同僚に手伝ってもらったときに、お礼としてご飯を奢ったりしたことはありませんか?または、普段からお世話になっている人へ、プレゼントを贈ったことがある人は多いでしょう。
このように、人は他人から施しを受けた場合、お返しをしないといけないという感情を持ちます。
だから、自分から積極的に他人へ好意を向けてください。心を開いて笑顔で接することで、相手も自分に対して好意を持ってくれるはずです。
誰からも好かれない人は、誰に対しても心を開いていない人です。自分から自己開示をしなければ、好感度は上がらないことを覚えておきましょう。
6.類似性の法則
「類は友を呼ぶ」という諺があるように、似た者同士は仲良くなりやすいです。これは、趣味や趣向が合うから、話が弾みやすいためですね。また、自分と同じくらいの年代や似た服装をしている人に対しても、好感を持つ傾向にあります。
これは、【類似性の法則】と呼ばれるものですね。人は自分と似ている人に対して、好感を持つという心理効果です。
好感度をアップさせたいのなら、相手と似ていることをアピールできるようにしましょう。事前に相手の趣味を調べておいて、それについての話題を集めることなどが効果的ですね。もしくは、相手の話に共感して「私も同じです!」といった会話をすることも良いです。
7.自己重要感
人は誰でも、「自分のことを認めてもらいたい」という欲求があります。高級車に乗ったり、ブランドバッグなどを買う人は、それによって周りからチヤホヤして欲しいと思っているわけです。
これは、【自己重要感】という欲求です。これが満たされることで、人は満足感を感じる傾向にあります。そして、自己重要感を満たしてくれる人に対して、好感を持ちやすいといえます。
好感度を高めたいと思うなら、相手の自己重要感を満たすことを意識しましょう。相手の良い所を積極的に褒めるようにすれば、相手の心は満たされるはずです。
ホストなどのモテ男は、女性を褒めるのが上手いですよね。なぜなら、女性の自己重要感を満たすことを意識しているからです。ですから、相手のことを観察して、いつでも褒められるようにしておいてください。
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好感度をアップさせる話し方の秘訣
素敵な笑顔を見せる
先述した通り、笑顔を見せることは、好感度アップのための最大の武器となります。なので、歯を見せてニッコリと笑うようにしてください。印象に残る笑顔を見せることができたなら、かなり好感を持たれやすくなるはずです。
また、異性とのコミュニケーションにおいても、笑顔が大切です。合コンなどへ行った時に、明るく笑顔で話すようにしましょう。それだけで、周りに対して、良い印象を与えることができるでしょう。
気配り
周りの人に対して、細かな気配りができるのは大切です。たとえば、会議中にみんなが寒そうにしていたらエアコンの温度を上げるとか、さりげなく物を取ってあげるといったことですね。こういった優しさを見せることで、好感度が高くなっていきます。
コツとしては、さりげなく行うことですね。周りに見せつけるように優しさを出すと、逆にうっとうしく思われてしまいます。気付かれないうちに、サッとやるのがスマートだといえるでしょう。そういった行動は誰かが見ているものですから、自分の評価は高まっていきます。
【返報性の法則】でも紹介したように、自分から好意を向ければ相手も返してくれるはずです。なので、どんな時にも気配りを忘れないようにしてください。
挨拶
出社した時に「おはようございます」とか、帰社するときに「お疲れ様でした」といったように、大きな声で元気よく挨拶をしましょう。それだけで、確実に印象はアップします。最近では、ロクに挨拶ができな人が増えているようです。
挨拶は常識的なことですから、それができないと評価は大きく下がってしまいます。だから、挨拶はしっかりとやった方が良いです。特に、年配の上司などは、こういった所を細かく見ている場合があります。なので、確実に挨拶を行うようにしましょう。
仲の良い友達関係でも、例外ではありません。「親しき中にも礼儀あり」と言いますが、基本的な挨拶を心がけることで好感度を保つことができます。
聞き上手になる
自分の話をするよりも、相手の話を聞くことを意識しましょう。人は誰でも、自分の話を聞いてもらいたいと思っています。なので、相手の話を興味津々に聞いてあげることで、好感度をアップさせることができるわけです。
先述の【自己重要感】でも紹介しましたが、人は誰でも「自分のことを認めてもらいたい」という欲求があります。だから、相手の話をちゃんと聞かなければ、無視されていると思われてしまうでしょう。
そうなると、好感度は下がる一方ですよね。そうならないためにも、ちゃんと相手を尊重して話を聞いてあげるようにしてください。うなずきや相槌を多用して、興味があるように聞くのがコツです。
相手への理解を示す
聞き上手になることと共通する概念ですが、相手のことをしっかりと理解しなくてはいけません。他人の話を否定ばかりする人がいますが、それは止めるようにしましょう。「でも」や「だって」が口癖になっていると、相手は話す気をなくしてしまいます。
ただ、相手の性別によって、理解の方向性が異なるので注意してください。一般的に、女性は共感を求め、男性は解決を求める傾向にあります。
たとえば、女性と話す場合だと、「そうなんだ」「私もそう思う」など共感を示すだけで良いわけです。「○○するべきだよ」という解決策は求めていません。女性は感情的に考えますから、気持ちに共感するだけで満足してくれます。
一方、男性と話す場合であれば、「○○したほうが良いんじゃない?」とアドバイスをしてあげるのが効果的です。男性は論理的に考えるので、明確な答えがある方が喜ばれます。
このように、相手の性別によって対応方法が異なるので知っておいてください。
好感度を落とさないためにクッション言葉を使う
せっかく好感度をアップさせても、不用意な発言で相手を傷つけてしまう可能性があります。悪気が無かったとしても、相手を嫌な気持ちにさせるかもしれません。なので、言葉遣いには十分に気を付けるようにしましょう。
そんな時に役に立つのが、「クッション言葉」です。これを上手く使うことで、誤解を生むことなく円滑にコミュニケーションができるようになります。言いにくい事でも伝えられるようになりますから、覚えておいてください。
反論する時
相手の間違いを正すときや意見するときは、注意が必要ですよね。相手を否定することになるわけですから、細心の注意を払って説明をしないといけません。そういった時には、「失礼ですが」とか「差し出がましいようですが」といった言葉を冒頭に付けることで、柔らかい物腰の言い方となります。
人は、自分を否定されると反論したくなります。「お前に言われる筋合いはない」と思ってしまうわけですね。しかし、クッション言葉を上手く使えば、相手の気持ちを逆なですることもありません。覚えておいて損は無いでしょう。
お願いする時
何かをお願いする時でも、言い方を間違えると偉そうな印象となってしまいます。だから、なるべく丁寧な言い回しをする必要がありますね。そういった場合は、お願い口調で質問をすることです。そうすれば、偉そうな言い方にはなりません。
たとえば、「少々お待ちいただけますか?」とか「ご記入いただけますか?」といった感じですね。相手に同意を求めるように質問をすることで、圧迫的な言い方にならないわけです。その時にも、「恐れ入りますが」や「お手数ですが」の枕詞を入れると、さらに丁寧な言い回しとなります。
断るとき
相手の誘いを断るときには、気を遣いますよね。特に、社会人だと飲み会の誘いが多いですから、断るのも大変です。そういった場合は、感謝の気持ちを伝えつつ断るのが正解です。たとえば、「ありがたいですが」とか「恐縮ですが」と付け加えてから断りましょう。
こうすることで、相手の気持ちを一度受け入れているので、頭ごなしに断るよりは印象が良くなります。なので、相手の気持ちに立って考えることが大切だといえますね。
好感度のアップに役立つ本
好感度アップの66の法則
フリーアナウンサーである田中未花による本です。好感度が得られるための方法が、色々な側面から解説されています。
「姿勢」「外見」「発声」「会話」「マナー」「持ち物」「内面」など、7つの項目に分かれて66の法則を紹介しています。
正しい立ち振る舞いのすべてが分かるようになっているので、社会人なら読んでおきたい本ですね。
好感度がアップするプラスひと言会話表現605
社会人のための会話表現が、大量に紹介されている本です。電話応対や顧客対応、同僚や上司との会話など、TPOに合わせた会話表現を学ぶことができます。
「こんなとき、どうやって話せばいいだろう?」と疑問に思った時に、辞書として利用することができますね。一生使えるテクニックが身に付きますから、持っておいて損はないと思います。
以上、好感度を高める方法を紹介しました。普段の振る舞いや言葉遣いで好感度が決まりますから、日頃から意識をしないといけません。毎日の習慣になっていれば、無意識にもできるようになるはずです。なので、習慣化できるように頑張りましょう。
photo credit: LyndaSanchez|Elise|Catching up