求人広告で必ず確認するべきポイントとは?

求人広告で必ず確認するべきポイントとは?

このエントリーをはてなブックマークに追加  

求人誌や転職サイトなどを見てみると、色々な求人広告を見つけることができます。転職活動をしている人は、この求人広告の内容から企業の特徴などを把握しています。しかし、情報量が多すぎると、どこを見て判断するべきか迷いますよね。

 

しっかりと内容を把握しないまま入社すると、後で後悔することになってしまいます。そして、また転職を繰り返すという悪循環にハマってしまうので、正しく情報を読み取ることができるようにしないといけません。

 

ここでは、求人広告を見るときのポイントについて解説します。

 

企業にとっての求人広告

 

そもそも、求人広告とは、企業が媒体にお金を払って人材を募集する広告を掲載しているものです。でも、現在は就職難で失業者が増えているわけなので、広告を出さなくても人は集まります。しかし、わざわざ広告費をかけてまで、人材を集めようとしているわけです。

 

それほど企業は本気なので、自社の魅力をアピールできるように広告文を考えています。なので、求人広告を隅々まで読み込むことで、色々な情報が集まります。また、雇用条件なども掲載されていますから、ちゃんと確認しておけばトラブルを防ぐことができます。

 

求人広告で見るべきポイント

 

求人広告は、紙媒体とWEB媒体の2つに分けられます。紙媒体とは、求人誌やフリーペーパーの求人欄などですね。そして、WEB媒体は転職サイトなどに掲載されている求人情報となります。情報量の多さや検索のしやすさなどから、現在はWEB媒体が主流となっていますね。

 

そこで、見るべきポイントを紹介していきます。

 

仕事内容

 

希望の職種があったとしても、会社によって仕事の内容は異なります。たとえば、営業だとしたら、ルート営業と新規営業かで内容が大きく違います。また、個人向けなのか法人向けなのかでも、変わってきますね。

 

同じ職種でも自分のキャリアを活かせるかどうかは分かりませんから、仕事の内容に関してはちゃんと確認しておきましょう。

 

また、その企業独自の名称を用いていることがあります。「○○コーディネーター」「○○マスター」「○○アドバイザー」など、名前だけでは内容が分からないことが多いです。なので、電話などで事前に確認することが大切ですね。

 

さらに、企業理念なども、しっかりと確認しておいてください。企業理念と業務内容との関連性を把握しておけば、その会社の風土などを知ることができます。社員のインタビューなどが記載されていると、より詳細な業務内容が分かります。

 

 

募集職種

 

営業や経理、マネージャーなど、募集する職種が多く書かれていると、大量に採用する気がある企業ということになります。なので、内定をもらいやすいですから、すぐに転職先を決めたい場合には有効だと思います。

 

また、記載されている応募条件に「未経験者歓迎」の文言があった場合、大量採用が期待できることが多いです。異業種への転職を考えている人は、こういった案件を狙うのも良いかもしれません。

 

ただ、注意点もありますから「未経験可の求人の注意点」を参考にしてください。

 

 

さらに、企業が求めているターゲット層も、こちらで確認することができます。モデル賃金が記載されていたら、必ずチェックするようにしましょう。

 

たとえば、「年収400万円(24歳・入社1年目)/年収460万円(25歳/入社2年目)/年収530万円(28歳/入社3年目)」といった記載があれば、24〜28歳の人材を求めているということです。

 

 

また、募集条件を満たしていなかったとしても、応募することは可能です。こういった条件は目安にすぎませんから、他にスキルを持っていれば採用されることもあります。なので、条件を気にせずに、興味のある企業には書類を送ってみましょう。

 

詳しくは、こちらのページでも紹介しています。

 

 

給与体系

 

求人広告に記載されている給料が高かったとしても、それは額面の金額の可能性があります。実際には、そこから保険料などが引かれてしまって、思った以上に少なくなる可能性も多いです。なので、手取りなのか額面なのかを確認しましょう。

 

また、基本給の中に残業代や営業手当などが、含まれている場合もあります。ですので、給料の内訳なども確認する必要があります。

 

 

他にも、ボーナス(賞与)の有無も確認するべきですね。給与が高かったとしてもボーナスが無ければ、年収ではかなり低くなるかもしれません。求人情報に前年度のボーナスが書かれていることが多いですから、ちゃんと確認してください。

 

あと、どんな手当があるのかも重要です。「役職手当」や「営業手当」「家族手当」「住宅手当」など、具体的な金額などもチェックしないといけません。

 

また、「交通費支給」と書いているだけでは、全額支払われないこともあります。自宅からかかる交通費と会社から支払われる上限を確認しておいてください。

 

 

福利厚生

 

社員の待遇である福利厚生なども、事前にチェックするべき項目です。社会保険である「健康保険」「厚生年金」「雇用保険」「労災保険」の4つが揃っていることは必須ですね。

 

後は、社宅や独身寮、託児所など、ライフスタイルによって必要となる待遇は異なると思います。求人情報にはすべて記載されていないことがあるので、会社のホームページなども確認して詳しく調べてみましょう。

 

 

労働条件

 

「週休2日制」と「完全週休2日制」の意味を理解していますか?

 

週休2日制とは、1カ月に週休2日が1週間以上ある状態を指しています。なので、毎週2日休めるわけではありません。完全週休2日制であれば、毎週確実に2日休むことが可能です。また、休日が土日ではない会社もありますから、注意しましょう。

 

また、残業の有無も確認が必要です。17時までの労働時間であっても、残業が当たり前の会社なら夜遅くまで働かなくてはいけません。なので、月の残業時間などを確認するようにしてください。

 

他には、勤務地にも注意しましょう。本社勤務と思ったら、別の遠隔地だったということもあります。なので、勤務地の確認をしっかりとしてください。複数の支店がある場合は、面接のときに必ず確認しておきましょう。

 

さらに、雇用形態の確認も必須です。「正社員」「派遣社員」「契約社員」「アルバイト」など、色々な雇用形態で求人の募集がされています。非正規雇用から正社員登用になることがありますし、正社員でも数か月は試用期間となる場合もあります。

 

 

企業データ

 

企業が提供しているデータからは、色々な情報を読み取ることができます。たとえば、「平均年齢」や「中途入社比率」から、その会社の風土をイメージすることが可能です。年齢層が若くて中途入社が多い場合、体育会系の社風であることが多いですね。

 

また、「前年度の売上」や「資本金」などからは、その会社の安定性を見ることができます。成長している企業へ転職をすれば、将来的に年収アップなどが期待できるでしょう。

 

 

 

以上が、基本的な確認事項ですね。求人情報欄だけでは判断できない場合もありますから、疑問点があったなら電話やメールで確認するようにしてください。こういった情報を隅々までチェックすることで、企業と自分のミスマッチを防ぐことができます。

 

そうすれば、転職後にイメージと違っていて、後悔する心配もありません。すごく重要なことですから、求人情報はしっかりとチェックするようにしてください。

 

 

また、転職エージェントを利用しているのであれば、そういった細かい事項はすべてアドバイザーが確認してくれます。なので、自分一人での転職が不安な場合は、エージェントを活用してください。

 

当サイトでは、人気の転職エージェントを比較しています。

 

⇒転職エージェントの人気ランキング

 

ぜひ、確認してみてください。


このエントリーをはてなブックマークに追加