中途採用者の初出勤で意識するべき3つのこととは?

中途採用者の初出勤で意識するべき3つのこととは?

このエントリーをはてなブックマークに追加  

転職活動をして内定が決まると、すごく嬉しい気持ちになりますよね。自分のやりたい仕事が実現できたり、目指すべき方向へ行くことができると、キャリアアップにもつながるはずです。

 

でも、嬉しさと同時に、色々な不安が襲ってくると思います。「ちゃんと馴染めるだろうか」「うまく仕事ができるだろうか」など、入社日が近くなるにつれて緊張も大きくなるでしょう。

 

特に、最初の印象は非常に大切ですから、職場の人に好感を持ってもらえるように工夫しないといけません。事前に準備をしておけば、すぐに会社に溶け込むことができるようになりますよ。

 

ここでは、中途採用者が初出勤でやるべきことについて解説していきます。

 

中途採用者の初出勤で意識するべき3つのこととは?

 

初出勤までにやっておくべき事とは?

 

予定通りに出社できるように計画を立てる

 

失業中の方は問題ありませんが、在職中の人であれば業務が多いと退職日が延期となる場合があります。後任への引継ぎ作業や残務処理などがあるので、それらがスムーズにいかなければ予定内に退職することができません。

 

退職日が遅れてしまったら、次の会社への入社も後ろ倒しになってしまいます。転職先でも受け入れの準備をしてくれているので、それが遅れてしまうと多大な迷惑をかけることになるわけです。

 

そういったことを防ぐために、退職までの具体的なスケジュールを決めておいてください。必要であれば、早出や残業などを行って、うまく調整することが大切ですね。

 

 

新しい業界の基礎知識を学んでおく

 

未経験の業界への転職の場合、分からないことが多いと思うので、基本的な業界の特徴などは理解しておいてください。未経験者としての採用であっても、基礎知識があれば業務の効率もアップします。

 

業界研究の本や専門誌などに目を通しておくだけでも、十分な予備知識を付けることができるわけです。入社後の評価にも直結するので、勉強しておいて損は無いでしょう。

 

入社早々からスタートダッシュを決めることができれば、同期で入社した人とも差をつけることができるはずです。

 

 

転職先の就業規則の確認

 

就業規則があれば、面接の時にもらって確認しておきましょう。その会社独自のルールなどがあるかもしれないので、就業規則を読み込んでおく必要があります。出勤時間や服装などが書かれてあれば、それに従うようにしてください。

 

後は、労働時間や休日などの条件も確認しなくてはいけません。入社してみたら労働環境が過酷だったという場合もあるので、疑問点などがあれば人事担当に質問した方が良いですね。

 

また、異動などに関する事項も見ておきましょう。出向や配置転換などがある場合は、色々な規定が決まっているはずです。家族がいるなら単身赴任などになる可能性もありますから、事前にチェックするようにしましょう。

 

 

初出勤の日に心がけておくべきこと

 

始業の30分前には出社する

 

初出勤の時間が指定されていないなら、始業の30分前には会社に入っておいてください。始業ギリギリの時間に入ってしまうと、ほとんどの社員が出社しているので自分だけが孤立して気まずい雰囲気になりがちです。

 

人が少ない時間に入ってオフィスの雰囲気を感じておけば、緊張をほぐすことになるでしょう。また、他に出社している人に軽く挨拶をしておくことで、自分のことを印象付けることにもなります。

 

どうしても不安ならば、1時間ほど前に会社の近くのカフェに入ると良いでしょう。そこで気持ちを落ち着かせてから会社に行くことで、緊張を少し和らげることができるはずです。

 

 

誰も自分に期待していないと考える

 

自分にとって、初出勤というのは特別な日ですよね。新しい会社に入るということで、今後の期待と不安が入り混じったような状態になるでしょう。転職を人生のターニングポイントだと考えている人も少なくありません。

 

でも、他の社員にとっては、何でもない日常なわけです。中途採用は常に入ってきますから、新入社員は珍しい存在ではありません。人の入れ替わりが激しい会社なら、毎月のように新しい社員が入ってきたりします。

 

そのため、あっさりとした対応で拍子抜けしてしまうかもしれません。中途採用だと教育制度が整っていないことが多いですし、ほとんど自己紹介する間もなく仕事に取り掛かることもあります。

 

なので、あまり大きなこととして考えないようにしてください。新人として大歓迎してくれるようなイメージを持っていると、理想とのギャップでショックを受けてしまう可能性があります。

 

 

受け身ではなく自分から動く姿勢を見せる

 

転職したばかりの頃は、誰でも遠慮がちになると思います。慣れていないうちは仕方ないかもしれませんが、自分から積極的にアピールしていくことが大切です。積極的に仕事を探していく姿勢を見せれば、自然と評価も高まっていくでしょう。

 

そして、初出勤日に行うこととしては、「挨拶」が最重要ですね。話しかけてもらうのを待つのではなく、自分から一人一人に挨拶して回るようにしてください。これができるかどうかで、第一印象が決まると言っても過言ではありません。

 

 

初出勤では挨拶を徹底して行うべし!

 

どれだけ実力のある人でも、初日から結果を出すことはできません。そして、会社の人たちも、最初から結果を出すことを求めていないわけです。

 

ですから、初出勤の日は挨拶だけを意識して、顔を覚えてもらえるようにしてください。

 

 

人の印象は出会って3秒で決まる

 

初対面で誰かと会った場合、その人の印象は最初の3秒で決まると言われています。

 

印象を左右する要素としては、外見などの見た目が55%、声のトーンや大きさが38%、話の内容が7%だとされていますね。これは、「メラビアンの法則」と言われているもので、コミュニケーションの研究で利用されている理論です。

 

なので、清潔感のある服装をして、元気よく大きな声で挨拶をすれば、かなりの確率で好印象を与えることができるようになります。

 

 

自分から挨拶をして回る

 

会社の人は日常の業務で忙しいですから、待っていても話しかけてくれません。なので、自分から積極的に挨拶をして回る必要があります。引っ込み思案で遠慮していると、タイミングを失ってしまうので注意してください。

 

同じ部署の人には、初出勤の日に全員に挨拶しましょう。ちゃんと挨拶ができないと関係性を築くのは難しいですし、その後の仕事にも影響が出てしまいます。

 

年下の先輩などもいると思いますが、自分の方が下の立場ですから変なプライドは持たないようにしましょう。

 

 

話す内容は簡潔にする

 

挨拶は重要だとしても、仕事中ですから周りの人は忙しいはずです。ですから、ダラダラと長く話すのではなく、手短に要点だけを伝えるようにしましょう。

 

特に、自己アピールを意識しすぎると、話が長くなってしまいがちです。相手の立場にたって、負担にならないように気を付けなくてはいけません。

 

話す内容としては、次の3つで十分です。

 

  • 自分の名前
  • 前職での仕事内容
  • この会社での豊富・意気込み

 

時間にして、1分以内で話せる内容が理想的ですね。

 

例を挙げると、次のようになります。

 

始めまして。○○と申します。
前職では中小企業の集客支援として、広告の運用を行っていました。
●●の仕事は未経験ですが、精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします。

 

 

親しみを持ってもらえる要素を入れても良い

 

少し余裕があるのなら、親しみやすい自己紹介を行ってみましょう。プライベートな情報を入れるようにすると、自分の人となりを示すことができます。

 

  • 本田圭佑と同じ「圭佑」です。
  • 大阪出身なのでタコ焼き作りには自信があります。
  • 最近、筋トレにハマっています。

 

など、挨拶に一言加えるだけで、かなり印象が変わってきますよね。相手との共通点などがあれば話が弾みやすいですから、自分の情報を出すこともおススメだと思います。

 

 

 

以上、初出勤で心がけるべきことを紹介しました。第一印象が与える影響は大きいですから、初日から好印象を与えられるようにしてください。仕事は人間関係が大切なので、挨拶を徹底しましょう。


このエントリーをはてなブックマークに追加