失敗をプラスに変える職務経歴書の書き方

失敗をプラスに変える職務経歴書の書き方

このエントリーをはてなブックマークに追加  

職務経歴書は、応募先の企業に自分を売り込むためのツールです。なので、今までの実績や専門的なスキルがあれば、それをアピールすることができます。しかし、それだけだと強いインパクトを与えることができません。

 

そこで、過去の失敗談を利用して、効果的に自分をアピールすることが重要です。失敗談は基本的に書きたくないと思いますが、それらを上手く使えば自分の強みとして評価されます。なので、積極的に失敗談を出していきましょう。

 

ここでは、失敗談を活用した職務経歴書の書き方を紹介します。

 

マイナスをプラスに変える

 

誰にでも、仕事で失敗した経験を持っていると思います。ですが、大抵の場合、それらを隠したがりますよね。しかし、失敗は誰にでもあることですし、悪い事ではありません。大切なことは、失敗をしたときにどのように対処したかということです。

 

失敗したとしても適切な対処をしたのであれば、問題解決力がある人材として評価されます。実際、企業としても大きな実績よりも、臨機応変に対応できる柔軟さを求めている傾向が強いです。

 

ですから、過去の失敗談とその対処法を書くことで、評価してくれる企業もあります。具体的には、以下のような内容を書くようにしましょう。

 

  • どのようなトラブルが起きたのか?
  • その時に自分はどういった対処をしたのか?
  • その結果どうなったのか?

 

上記の内容をエピソードとして書くことで、説得力のある職務経歴書となるはずです。適切な対処をして良い結果が出たのであれば、それをアピールするようにしてください。

 

 

業務のスケジュールミスがあった場合

 

仮に、業務の日程が大幅にずれて、納期が遅れそうになった事例があったとします。その時に、「休日を返上して徹夜で作業して納期に間に合わせた」という状況説明だけでは、インパクトとして弱くなってしまうわけですね。

 

その後の対処法と結果を明記することで、説得力が大幅に増します。具体的には、「作業工程を見直して、間に合わないときは他部署から人材を補強するフローを整えた」といった結果があれば、柔軟な対応力として評価されます。

 

この例だと、改善策を設けて再発防止の努力をしたことが伝わるでしょう。ビジネスにおいては同じミスを繰り返さないことが大切なので、再発防止の対策ができるというのはポイントが非常に高いです。

 

 

チームの連携が上手くいかなかった場合

 

チーム内のコミュニケーション不足から、作業が円滑に進まない事例があったとします。そういった場合には、「上司に改善の提案をした」という対処法だけだと、インパクトが弱くなってしまいますよね。

 

なので、「チーム内での話し合いの場を設けて、役割分担を明確にして連携を強化した」といったように、改善した結果まで書きましょう。そうすることで、担当者からの評価も大きく変わってくるはずです。

 

自分のリーダーシップのアピールにもなるので、中途採用では強力なアピールポイントとなるでしょう。

 

 

発注ミスで顧客に迷惑が掛かった場合

 

取引先の発注数を勘違いして、大きな損害を出してしまった失敗があったとします。その時に、「顧客に誠心誠意の謝罪をした」という対処だけだと十分ではありません。謝っただけで終わってしまっては、何の解決にもならないでしょう。

 

なので、その後の改善策として、「社内に二重チェックのフローを作って、ミスを防ぐようにした」という結果があれば、見え方としてかなり変わってきますよね。問題解決力の高い人は、どんな企業からも必要とされています。

 

その結果を示すことができると、自分の長所としてアピールできるはずです。

 

 

 

以上のように、エピソードとして書くのであれば、最後の結果まで書くのが基本となります。失敗をしたとしても、適切な対応をしてプラスに変えることができれば、それは評価できるポイントといえます。

 

なので、自分の失敗をプラスに変えられるように、職務経歴書を工夫して書くようにしましょう。


このエントリーをはてなブックマークに追加