まだ会社を辞めるべきじゃない!辞めたいと思ったら6つの質問をしよう

まだ会社を辞めるべきじゃない!辞めたいと思ったら6つの質問をしよう

このエントリーをはてなブックマークに追加  

会社を辞めたいと思っている人は、かなり多いはずです。人間関係や労働環境、給与などに不満があると、辞めたいと感じてしまいますよね。今よりも良い会社はないかと、求人情報を探している人もいるかもしれません。

 

でも、何も考えずに退職してしまうと、後悔することになる可能性が高いです。自分のキャリアに傷が付くかもしれませんから、もっと慎重に考えるようにしましょう。人によっては、会社を辞めないほうが良い場合もあります。

 

ここでは、辞めたいと思った時に考えるべきことを紹介するので、今の仕事に不満を持っている人は参考にしてみてください。

 

まだ会社を辞めるべきじゃない!辞めたいと思ったら6つの質問をしよう

 

会社を辞めるべきでない人の特徴

 

安定志向が高い

 

公務員であったり、長い歴史がある安定した企業で働いている人です。雇用が安定していて給料も悪くないが、仕事が面白くないと思っているタイプですね。こういった人は、他の会社で働いている友人などを見て、悔しさを感じていることが多いです。

 

特に、他人のことは良く見えてしまうので、こういった風に感じてしまうわけですね。でも、安定志向の人が刺激を求めて転職をしても、新しい会社で相当な苦労をすることになるでしょう。

 

世の中で安定している職業は限られているわけですし、今の環境から抜け出すのは得策とは言えないと思います。

 

 

また、残業が無かったり休日が多いなどの職場で働いているなら、なおさら転職はおススメしません。すごく恵まれた環境にいるわけですから、転職してもハードワークに耐えられない可能性があります。

 

結果、また転職を繰り返すことになるかもしれませんから、しっかりと自分を見つめ直すようにしましょう。

 

 

愚痴が多い人

 

飲みに行くと、会社の不満ばかり口にする人がいますよね。どんな会社でも嫌なことはあるでしょうし多少の愚痴は仕方ないですが、そればかりなのは問題です。特に、現状の問題を解決する努力をせずに、文句ばかり言っている人は要注意です。

 

そういう人は、転職をしても新しい不満が出てきます。問題の解決能力が無い人は、どんな職場でも満足することができません。なので、退職を考える前に、どうすれば今の環境を良くすることができるのかを考えましょう。

 

 

海外で働きたい人

 

外資系企業や日本企業の海外支店で働きたいと思う人は、すごく増えているようです。海外勤務だとエリートという感じがしますから、憧れている人も多いんでしょう。

 

でも、英語ができたとしても海外勤務の経験が無いのであれば、採用されることは難しいです。海外経験がある人は探せばいくらでもいますし、そういう人たちと比較されると勝ち目はありません。

 

ただし、海外に支社のある日本企業に転職し、そこから海外転勤を目指すことはできます。何年かの下積みをして結果を出すことが求められますが、本気でやりたいなら挑戦しても良いかもしれません。

 

そこまでの覚悟がないのなら、諦めておいた方が無難ですね。

 

 

ブランド志向の人

 

特にやりたいことは無いけれど、今よりも有名な会社で働きたいという人がいます。こういう人は、単に会社のブランドに憧れているだけなので、転職したとしてもやりがいを感じることは少ないでしょう。

 

転職市場では即戦力が求められるわけですし、すぐに発揮できるスキルを持っていないなら、内定をもらうことすら難しいです。

 

かなり高い確率で失敗するので、明確な目的が無いのであれば転職はおススメしません。今の会社でスキルを磨いて、さらなるキャリアアップを望むなら転職を考えるようにしてください。

 

 

会社を辞めようか迷った時に考えるべき6つのこと

 

なぜ辞めたいと思ったのか?

 

会社を辞めようと考えた理由を、振り返ってみてください。何かしらの不満があるからこそ、辞めたいと思ったわけですよね。その理由を、頭の中で明確に意識する必要があります。

 

  • 上司や同僚との関係がうまくいっていない
  • 長時間労働で体力的につらい
  • 仕事にやりがいを持てない
  • 給料が安すぎる

 

など、人によって様々な理由があると思います。建前はいらないので、本音の理由を考えてみましょう。

 

次に、今の会社のままで、それらを改善できないかを考えてください。実際のところ、現在の会社で不満があると、転職先でも同じような不満を持ってしまうことが多いです。

 

なので、自分の力で不満を解消できるかどうかを、しっかりと考えなくてはいけません。

 

 

転職したら問題は解決するのか?

 

先ほどの「辞めたい理由」と繋がる部分がありますが、転職によって問題が解決できるかどうかが重要です。

 

特に、人間関係が嫌で辞めたいと思っている人は、かなり注意が必要ですね。新しい職場で良い人間関係を築けるかどうかは、入社してみないと分かりません。また人間関係のトラブルを抱えてしまったら、転職した意味がないですよね。

 

最悪の場合、今の職場よりも、もっと大きな問題になることすらあるわけです。あとで後悔することの無いように、ちゃんと問題が解決できるかどうかを十分に検討する必要があります。

 

 

今の会社に入った目的は果たせたのか?

 

今の会社へ、入社した時のことを思い出してみてください。何かしらの魅力があって、その会社へ入ったわけですよね。原点に立ち返って考え直すことで、その会社にいる意味を自覚できるかもしれません。

 

  • 興味のある仕事内容だった
  • 習得したいスキルや知識があった
  • 給与や待遇面が良かった
  • サービスや商品に魅力があった
  • 成長している会社だった

 

会社に入った目的を思い出してみて、それはもう必要ないのでしょうか?そして、次の会社では、それ以上に優れた目的が得られるのでしょうか?

 

毎日の仕事に追われていると、本来の目的を忘れてしまいがちです。自分を見失ったままで行動しても、あとで後悔する可能性が高いと思います。

 

ですから、自分が欲しいものは何なのかを真剣に考えることが大切ですね。

 

 

どれくらいの期間、悩んでいるのか?

 

最初に会社を辞めたいと思ってから、どれだけの日数が経過しているでしょうか。仕事でミスをしたり、上司から怒られたりすると、「こんな会社、辞めてやる!」と思ってしまいがちですよね。

 

でも、それは一時的な感情ですから、何日か経過すると忘れてしまうことも多いです。その場の勢いで辞めてしまうと、不利益を被るのは自分となります。

 

何カ月も前から悩んでいて、それでも辞めたいと思っているのなら決断しても良いかもしれません。

 

会社を辞めるのは人生の中で転機となる出来事ですから、軽い気持ちで決めないようにしてください。

 

 

今の会社の良いところは自覚しているか?

 

どれだけ一流の企業に入っても、何かしらの不満は出てくると思います。でも、マイナスの部分だけを見ていたら、視野が狭くなってしまうでしょう。なので、今の会社の良いところを、しっかりと考えてみてください。

 

たとえば、給料が安かったとしても、人間関係が良ければ続けることができるはずです。やりがいを感じない仕事だとしても、福利厚生がしっかりとしていれば良い職場だといえます。

 

良い部分と悪い部分の両方を見比べてみて、総合的に判断するようにしましょう。それでもマイナス面が大きいならば、転職を考えてみても良いかもしれませんね。

 

 

今のポジションをキープできるのか?

 

大手企業や有名企業に勤めている場合、転職しても同じレベルの会社に入れるとは限りません。特に、経営が安定している企業ほど、退職者が少ないので中途採用はわずかとなっています。

 

また、そこそこ出世して役職に就いていても、新しい会社では地位が下がってしまう可能性もあるわけです。今の会社で評価されているからといって、次の会社でも同じ評価を得られる保証はありません。

 

今よりもポジションが下がると、給料などの待遇も悪くなるでしょう。ですから、会社を辞めることによって、リスクがあるということを覚えておいてください。

 

 

辞めることを決断した時にやるべきこと

 

最低でも3か月分の生活費を貯めておく

 

自己都合で会社を辞める場合、失業保険の給付が受けられるのは3か月後からとなります。なので、3か月間は無収入になってしまうということですね。当面は貯金を切り崩すことになりますから、生活費を貯めておかなくてはいけません。

 

また、社宅に住んでいるのなら引っ越しが必要になりますし、社会保障の支払いなどもあります。意外とお金が掛かってしまいますから、資金的には余裕を持っておきましょう。

 

 

仕事をしながら転職活動をするのであれば、そこまでお金を貯めておく必要はありません。次の会社が決まってから辞めれば良いわけですし、無収入になることはないです。

 

ただし、上司に退職を告げた時に揉めるかもしれませんし、すぐに辞められない状態なら次の会社に迷惑をかけることになります。ですから、スムーズに退職できるように、前もって上司への相談をしておく必要があるでしょう。

 

 

次の会社の目星をつけておく

 

会社を辞めることだけを考えていると、転職活動で苦労することになります。転職活動の期間は3ヶ月が平均だと言われていますが、それ以上になる人も少なくありません。

 

失業期間が長くなるほど選考で不利になりますし、何よりモチベーションも下がってしまいます。それを防ぐためには、前もって準備をしておくことが大切ですね。

 

自分のスキルで内定をもらえそうな会社をピックアップして、企業研究を念入りにしておいてください。退職してすぐに動き出せるように、できることはすべてやっておくべきです。

 

転職先が決まってから辞めるのがベストですが、それができない場合には準備が必須だといえます。

 

会社を辞めてからの転職活動は危険!

 

 

 

以上、会社を辞める前に考えるべきことを紹介しました。退職する以外にも選択肢はありますから、自分にとって最善の道を進めるようにしましょう。

 

特に、辞めたいと思っているときは、周りへの視野が狭くなっています。なので、頭を冷やして冷静に考える必要がありますね。


このエントリーをはてなブックマークに追加