入社後に苦労する転職の失敗パターンとは?

入社後に苦労する転職の失敗パターンとは?

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転職をするということは、今の職場で何か問題があるということですよね。自分のスキルが正しく評価されなかったり、人間関係が上手くいかなかったり、不満があるから転職を決意するわけです。

 

しかし、実際に転職をしたとしても、それらの問題が解決されるとは限りません。むしろ、余計に問題が悪化することさえもあります。なので、転職によってすべて解消できるとは思わないでください。

 

ここでは、転職におけるありがちな失敗パターンを紹介します。

 

 

自分のスキルを過剰演出するのは注意

 

自分なりに向上心を持って仕事に取り組んでいるけれど、なかなか評価されずに不満を持っている人は多いです。そういった人は、毎日の業務を一生懸命にこなし、常に効率を高める努力をして、新しい資格取得などの意欲もあります。

 

それでも評価されないから、納得できないわけですね。なので、自分の価値を認めてくれる職場に転職したいと考えます。これ自体は、間違った考え方ではありません。自分の強みがあるのであれば、それを生かせる会社で働く方が良いでしょう。

 

 

しかし、それには注意も必要です。なぜなら、転職活動の面接時に、自分のスキルをアピールしすぎると後で苦しくなるからです。特に、中途採用では即戦力が重要視されます。なので、入社後には、すぐに結果を出すことが求められます。

 

だから、面接時に自分のスキルを過剰に演出すると、周りの期待値が上がりすぎてしまって大きなプレッシャーとなってしまいます。満足のいく結果を出せなければ、会社を追われてしまうことにもなりますから十分に注意しましょう。

 

 

転職で人間関係は解決しない

 

どんな職場にも、人間関係の問題は少なからずあります。やはり人間ですから、性格が合う合わないなどは起きるわけです。特に、中間管理職だと、上司と部下の間に挟まれているわけですから、色々な問題が起きやすいですよね。

 

でも、人間関係をリセットしようと転職しても、結局は同じ問題に直面することは多いです。さらに悪いことに、前の職場以上に問題のある上司がいるかもしれません。ベンチャー企業などであれば、ワンマン経営となっていることが多いですから、理不尽な怒られ方をすることも多いでしょう。

 

なので、重要なのは人間関係のリセットではなくて、問題を解決できるコミュニケーション能力の向上です。誰とでも円滑なコミュニケーションが取れるようになれば、人間関係の問題は起こりにくくなります。ですから、自分のスキルの向上を目指して努力しましょう。

 

 

今のスキルがそのまま通用すると思っている

 

今のスキルをアピールして内定をもらったとして、それが通用するとは限りません。同業種での転職であっても、会社によって仕事の進め方が異なるからですね。だから、内容が違いすぎてギャップを感じる可能性があります。

 

また、同じ営業職でも、ルート営業と新規営業とでは全く別の仕事です。こういったことを理解していなければ、入社後に大きな苦労をすることになります。

 

基本的に、自分のスキルがそのままで通用するとは思わないでください。その場の状況によって変えていかなければ、結果を出すことはできないわけです。基本スキルを持っていることは大切ですが、それを応用する力も求められるでしょう。

 

 

ずっと同じ勤務地とは限らない

 

全国に支社があるような企業だと、急に転勤を命じられることがあります。面接のときに勤務地の相談をするはずですが、それがいつまでも保証されるとは限りません。会社の方針は変わるものですから、転勤については頭に入れておくべきです。

 

独身なら大丈夫でしょうが、結婚して家族がいる人には大きな問題ですよね。大企業に転職して喜んでいても、転勤のリスクがあるので覚えておくようにしましょう。どうしても転勤が嫌なのであれば、支社の無い中小企業を志望するようにしてください。

 

 

社風が合わない

 

会社のホームページを見ると、企業理念などが記載されていることが多いです。それらを読むことで、おおよその企業体質を知ることができます。しかし、実際に働いてみなければ、その実情までは分かりません。

 

体育会系で飲み会などが多かったり、上下関係が非常に厳しい企業などもあります。社風が自分に合っていなければ、長く勤めることが難しかったりしますよね。だから、社員の人から話を聞いたり、面接の先に雰囲気を感じ取るなどの工夫が必要です。

 

また、転職エージェントに登録すれば、キャリアアドバイザーから企業の詳しい内情を教えてもらうことができます。表には知られていない内部情報を得ることができるので、相談してみると良いでしょう。

 

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以上のように、転職をすることで、今の問題がすべて解決するわけではありません。今以上に悪化する可能性もありますから、やみくもに転職に走るのは止めましょう。しっかりと考え直してみて、自分の中で確信がある場合に転職をするようにしてください。


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