志望動機が思い付かないときの対処法

志望動機が思い付かないときの対処法

このエントリーをはてなブックマークに追加  

転職活動をしていて、なかなか内定が決まらないことがあります。転職の活動期間は、平均して3か月程度だと言われています。しかし、それを超えても決まらない場合、かなり焦りが出てしまいますよね。

 

そして、色々な企業に書類を送っているうちに、あまり興味の無い企業へ面接へ行くこともあるかもしれません。そういった場合は、どうするべきでしょうか?

 

ここでは、志望度の薄い企業での面接対策を紹介します。

 

 

面接の前に準備を欠かさない

 

業界研究

 

面接へ行く企業の業界について、最低限の知識を付けるようにしましょう。特に、異業種の場合には、必ず行ってください。本屋へ行って業界本などを購入したり、応募企業とライバル企業のホームページを見比べるなどの対策が重要です。

 

応募企業が、業界でどれ位のポジションなのかも知っておきましょう。そうやって調べていけば興味が出てくるかもしれませんし、他の応募者とも大きく差をつけることができます。そして、その会社の強みなどを知っておけば、志望動機を語る上でも役に立ちます。

 

 

経営理念のチェック

 

会社のホームページなどを見ると、経営理念が書いてあるはずです。その会社の柱となる理念なので、しっかりと読んでおきましょう。また、その会社の経営者が、本を出版している場合もあります。そういった時には、本も読んでみてください。そこに共感できる内容があれば、面接のときにアピールする材料となります。

 

 

本音と建前は異なって当然

 

あまり興味のない会社へ応募する場合、面接で「興味が無い」とは言えませんよね。ですから、ある程度のウソは必要となります。しかし、応募する以上、全く興味が無いわけでは無いはずです。何かしらの目的があるから、その会社に応募するわけです。

 

なので、その会社の特徴や理念、強みなどを調べて、共感できるポイントを探しましょう。本音は「給料が良い」などという志望理由であっても、色々と調べることで別の興味も湧いてくるはずです。ですから、そういったポイントを面接でアピールしてみてください。

 

また、面接では、「なぜですか?」と深く質問されることが多いです。たとえば、「業界でナンバーワンというところに魅力を感じました。」と言っても、「なぜ、ナンバーワンが良いのですか?」と聞かれたりします。

 

だから、深掘りされても即答できるように、「なぜなのか?」と自分の中で何度も問いかけてみてください。そうすれば、自分の中にある深いニーズを探ることができます。自問自答を繰り返していけば、穴の無い志望動機を作ることができるはずです。

 

 

「私」を主語にして語る

 

志望動機を伝えるときには、「私」を主語にして話すようにしましょう。たとえば、「私は人と話すのが好きなので、営業職を希望しました。」といった感じですね。この場合、「私は人と話すのが好き」という部分は個人的なことなので、面接官からも否定的な印象を持たれにくいわけです。

 

一方、「御社は勢いのある会社なので志望しました」のように「御社」を主語にしてしまうと、墓穴を掘ってしまう可能性があります。この場合だと、「勢いのある会社」と伝えたとしても、実は売り上げが低下しているかもしれません。

 

会社については面接官の方が詳しいわけですから、それを主語にしてしまうと失敗する可能性があるわけですね。なので、私を主語にした志望動機を語ることは、最も無難な方法だといえるでしょう。

 

 

志望動機を見つけるための3つの方法

 

自分の長所を考える

 

自己分析をしてみて、何が自分の長所なのかを明確にしましょう。自分の性格や人間性、持っている資格など、あらゆる側面から考えてみるはずです。そうすれば、1つや2つの長所は必ず見つかると思います。

 

そして、その長所を生かした志望動機を考えるわけです。たとえば、「私は負けず嫌いで他人との競争が好きなので、力を試すために営業職を志望しました。」といったことですね。志望動機と自己PRをセットにすることができますから、強力に自分をアピールできるでしょう。

 

なので、他人に負けない長所を持っているなら、それを志望動機に繋げてみてください。

 

 

将来のやりたいことを考える

 

将来の夢ややりたいことがあるなら、それを志望動機にすることができます。つまり、「転職してスキルを身に付けて夢を叶えたい」という流れに持っていくわけですね。こうすれば、向上心の高い人間として、高く評価されるでしょう。

 

たとえば、「将来はWEBデザイナーとして独立を考えており、最先端のWEBデザインを身に付けるために御社を志望しました」といった感じです。自分の夢に対する気持ちを熱く語ることで、将来性のある人間だと思ってもらえます。

 

 

貢献できるスキルはあるか

 

中途採用で最も重要視されるのは、即戦力になるかどうかということです。新卒と違って十分な教育をする余裕が無いので、入社してすぐに成果を上げられるかが重要となります。だから、自分の能力を最大限にアピールすることが望ましいでしょう。

 

そのために、今までのキャリアを見返して、自分にどんな能力があるのかを明確にしてください。転職先でも生かせる能力があれば、それを志望動機に繋げます。たとえば、「前職ではマネージャーとして、10人の部下を率いていました。自分のマネジメント能力を生かせると思い、御社を志望しました。」といった感じですね。

 

転職面接では職歴やスキルを見られるので、こういった志望動機があると評価が高くなります。

 

 

 

以上のように、興味が薄い企業へ応募するときにも、できる対策は色々とあります。興味が無いからと言って手を抜くのではなく、全力で取り組むようにしてください。その会社で何年もお世話になる可能性があるわけですから、高い意識を持って面接に臨みましょう。


このエントリーをはてなブックマークに追加