キャリアアドバイザーとの面談で気を付けること

キャリアアドバイザーとの面談で気を付けること

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転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーとの面談があります。ここで、求職者のスキルや希望条件をヒアリングしていきます。これは企業の面接じゃないから、気を抜いている人も多いですよね。

 

でも、ちょっと待ってください!

 

CAとの面談って、すごく大切なんです。今後の転職活動を左右することになりますから、しっかりとポイントを押さえておくようにしましょう。

 

 

面談の流れについて

 

まずは、キャリアアドバイザーとの面談の流れを知っておきましょう。面談の全体像が分かっていれば、効率よく自分をアピールすることができるはずです。

 

  1. ガイダンス:求人の紹介から内定までの流れを説明
  2. 職歴の棚卸し:これまでの仕事内容から自分の強みなどを洗い出す
  3. 求人検索:データベースから条件に合った求人を紹介
  4. 職務経歴書の添削:自分の強みをアピールできるように書類を作成する

 

初回の面談では、上記の流れになることが一般的ですね。

 

求人の紹介よりも、キャリアカウンセリングがメインで行われます。時間としては1〜2時間くらいの面談となるので、その間に今後のキャリアの方向性を明確にしていくわけです。

 

もちろん、その後も条件に合う求人があれば、どんどん紹介してもらえます。ただ、初回の面談で失敗してしまうと、求人がマッチしない可能性があるので注意してください。

 

 

面談では自分を知ってもらうことが最重要!

 

キャリアアドバイザーとの面談は、求職者の基本情報をヒアリングしたり、今後のキャリアプランの相談を行うためだと言われています。しかし、これは表向きの建前です。実は、もう一つの目的があります。

 

それは、「求職者を評価する」という目的です。

 

実は、転職エージェントでは、求職者のスキルやレベルによってランク付けが行われています。明確な基準があるかどうかは分かりませんが、面談でヒアリングした内容によって序列が付けられるわけです。

 

 

エージェントは企業に人材を紹介するわけですから、変な人間を紹介すると信頼が崩れてしまいます。なので、基本的なマナーや人間性なども細かくチェックされていますね。

 

転職エージェントに登録するとキャリアアドバイザーから電話やメールで連絡が来ますが、その時の応対から評価は始まっています。

 

電話対応やメールの文体などで社会性を判断されるので、しっかりとした対応を心掛けてください。

 

つまり、「この人を紹介したい」と思われなければ意味が無いわけです。

 

 

自分を誇大にアピールしない

 

面談で評価が決まってしまうのであれば、出来るだけ好印象を与えたいと思うのは自然ですよね。もちろん、そういった意識は大切ですし、心掛けておくべきでしょう。

 

しかし、ポジティブなことしか言わないのも問題です。

 

自分の不安や悩みなどを正直に伝えることで、より的確なアドバイスを受けることができます。キャリアアドバイザーは数千人以上の転職者を見てきているので、本音で話すことで進むべき方向性を明確にしてくれるわけですね。

 

自分では気が付かなかった強みや才能を見いだせることもありますから、ネガティブなことも隠さずに打ち明けるようにしてください。

 

自分を良く見せようとして嘘をついてしまうと、マッチしない求人を紹介される可能性があるので注意しましょう。

 

 

やはり人間性が最も大切

 

企業が求めているのは「人」なので、最終的に評価されるのは人間性です。

 

履歴書や職務経歴書だけでは、キャリアやスキルなどの表面的なことしか分かりません。なので、キャリアアドバイザーも、求職者の人間性を見極めようとしています。

 

だから、自分の得意なことや苦手なこと、将来の夢など、できるだけ多くの情報を伝えるようにしてください。一見、転職と無関係に思える雑談などでも、その人の人間性を評価するための情報となります。

 

そのため、密にコミュニケーションを行って、自分を知ってもらうことが大切だといえるでしょう。

 

 

キャリアアドバイザーから嫌われる人の特徴

 

自分を知ってもらうことは大切だとしても、的外れなことばかり言ってしまうと見込みの無い人だと思われてしまいます。

 

そうすると、条件の良い求人を紹介しもらえないので覚えてください。

 

 

過剰な年収アップを求める

 

高収入を目指して転職をする人は多いですが、自分の実力以上の金額を求めてはいけません。

 

仮に、年収500万円を希望するのであれば、それなりの根拠が必要になってくるわけです。たとえば、「管理職としてのマネジメント経験がある」とか、「即戦力で活躍できるスキルを持っている」などですね。

 

「現在は450万円なので、最低でも500万円欲しい」などという理由では、年収アップの根拠としては乏しいわけです。

 

自分の価値が年収に反映されるわけですから、どれだけの価値があるのかを見極めないといけません。分不相応な年収を求めてしまうと、エージェントも本気で求人を紹介してくれません。

 

 

身勝手な向上心を持っている

 

今よりもステップアップしたくて、転職を決意することがあると思います。

 

向上心が高い人は高評価を得られやすいですが、自分本位な向上心を持っていると逆効果となる可能性があります。

 

たとえば、「IT業界に興味があり、Webデザイナーになりたい」といったケースです。

 

今までと全く違った業界へ転職する場合、「即戦力で活躍できるか」といったことが重要になります。企業としても教育に時間を使えないので、すぐに仕事ができる人を求めているわけです。

 

なので、「自分がやりたいから」といった理由だけでは、内定をもらうことが厳しくなってしまうでしょう。キャリアアドバイザーとしても、積極的に求人を紹介しようとは思いません。

 

異業種であっても、会社に貢献できるスキルを持っているなら可能性はあります。向上心だけではなくて、スキルをアピールすることも忘れないでください。

 

 

自己評価が高すぎる

 

自分に自信を持つのは良いことですが、それが過剰すぎると逆効果となります。

 

特に、40代以上で管理職経験者に多いパターンですね。それなりのキャリアを積んで自信過剰になっている人は、キャリアアドバイザーが最も敬遠するタイプです。

 

基本的に他人の話を聞こうとしないので、ヒアリングなども満足にできないことがあります。すると、条件にマッチした求人を紹介することができずに、転職に失敗してしまうことになるんですね。

 

なので、どれだけキャリアに自信があったとしても、謙虚さを持つことが大切だといえます。

 

 

 

以上、キャリアアドバイザーとの面談で、気を付けるべきことを紹介しました。

 

こういったことを意識しておけば、自分に合った求人を紹介してもらえるはずです。自分のすべてを知ってもらうことで、良い企業と出会うことができるでしょう。


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