初めての転職の前に意識するべきこと

初めての転職の前に意識するべきこと

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初めて転職を決意するのは、多くの場合で20代だと思います。新卒で就職をして社会経験を積んでいくうちに、色々な心境の変化があって転職を決意しますよね。私が初めて転職をしたのは、25歳の時でした。

 

その後も転職を何度かしましたが、その経験の中で多くを学びました。その場の勢いだけで転職をすると、後で後悔することになるかもしれません。なので、しっかりと考えてから、転職を行うようにしてください。

 

ここでは、転職の前に意識するべきことを紹介します。

 

転職に関する不安を解消しよう

 

就職活動との違いが分からない

 

学生時代の就職活動であれば、説明会なども豊富にありましたし、一緒に活動できる友達もいました。でも、転職活動になると、自分で情報を収集して、応募・面接などをしなくてはいけません。この辺の違いで、戸惑ってしまう人が多いですね。

 

就職活動と転職活動との最も大きな違いとしては、アピールの仕方が異なるということです。就職活動の時は何の実績もありませんから、自分のやる気や熱意などを伝えるだけで評価されました。

 

しかし、転職活動においては、「これまでの職歴で何をしてきたか」が問われます。その経験を生かして会社に貢献できることをアピールしないと、内定をもらうことは難しいでしょう。やる気だけのアピールでは意味が無いので、どんな結果を出せるのかを伝えないといけません。

 

この違いを知っておかないと、転職活動で失敗するので注意してください。

 

 

未経験の業種でも大丈夫なのか?

 

転職をするときに、初めての業種を体験してみたいと思う人は多いでしょう。でも、求人情報に「未経験歓迎」という文字があっても、不安を感じてしまいますよね。「足を引っ張ったらどうしよう」とか「自分に合わなかったら」など、色々な心配事が浮かんでくるはずです。

 

しかし、20代の転職であれば、未経験の世界に飛び込んでみても良いと思います。20代のうちは自分の方向性を明確にする時期ですから、色々な経験をすることが大切だからですね。なので、恐れずに興味のある世界へ飛び込んでみてください。

 

 

ただ、30代以降であれば、少し考えた方が良いかもしれません。なぜなら、30代は専門スキルを確立する大切な時期ですから、そこから新しい分野に飛び込むのはおススメできないからです。

 

それよりも、同業種の転職で、専門性を高めることを考えた方が良いでしょう。未経験の世界へ入るのなら、これまでのスキルを生かせるかどうかを考えてみてください。

 

 

転職するべき時期が分からない

 

一般的には、3〜4月や9〜10月くらいに求人が増える傾向にあります。これは、上半期と下半期の切り替わる時期なので、ここで転職者が多くなるからですね。そのため、この時期を狙って転職活動を行えば、良い会社に出会えるかもしれません。

 

しかし、転職を考える時期は、深く考えなくても良いでしょう。転職において大切なのは、「企業のニーズとマッチすること」です。どれだけ求人が多かったとしても、ニーズに合わない人は採用されません。

 

逆に言うと、しっかりと自分をアピールできれば、どんな時期でも転職することができるということです。なので、定期的に求人情報をチェックして、自分が行きたい企業が無いかを探すようにしてください。

 

 

自己アピールすることが無い

 

応募書類や面接などで、何もアピールすることが無いという人がいます。「何の取柄もないから転職なんて無理だよ」などと、考えてしまうわけですね。

 

でも、そんな人にでも、何かしらのアピールポイントがあるはずです。なので、今までの職歴や経験を振り返ってみて、客観的に見直してみてください。自分では大したことが無いと思うことでも、他人からすると価値のあるものだったりします。

 

失敗ばかりしていても、そこから立ち直った経験があるなら立派な武器となります。物事の捉え方が大切なので、自分自身を振り返ってみてください。

 

 

転職を決意した時、最初にやるべき事

 

自分について分析をする

 

先述の通り、転職活動では「これまでの職歴で何をしてきたか」が問われます。なので、自分について知っておく必要があります。人は意外と、自分自身のことを分かっていないわけですね。なので、自分の得意なことや苦手なこと、出来ることや出来ないことを明確にしておきましょう。

 

そうすれば、職務経歴書をスラスラ書くことができるでしょうし、面接でもスムーズに受け答えすることができるはずです。自分について知っていないと、予想外の質問が来たときに対処できません。

 

だから、自分を深く分析してみてください。

 

 

希望する業界を決める

 

自分について知ることができれば、どの業界へ目指すべきかが見えてくるはずです。自分のスキルをどのように生かすかを考えることで、進む方向性が明確になるわけですね。

 

そして、それは志望動機にも繋がります。面接で志望動機をスラスラ言えない人は、自己分析が疎かになっているからです。ちゃんと自分を分かっていることで、道がブレることは無くなっていくでしょう。

 

大ざっぱでも良いので業界を決めておけば、そこから応募企業を絞り込むことができます。

 

 

希望する業界の研究をする

 

求人企業に応募する前に、その業界のことを十分に勉強しておきましょう。他人の話を鵜呑みにしてしまって、自分で調べない人は後悔することになるかもしれません。

 

企業のホームページや業界研究本、業界サイトなどを読み込んで、知識を付けておくようにしてください。それをしておかないと、面接での質問に答えることができずに、恥をかいてしまうことになります。

 

当然、内定をもらうことも難しくなるので、業界研究は熱心にやっておくべきでしょう。

 

 

20代が経験する3つの転機とは?

 

大学を卒業して社会に出た人が、転職を決意するときに3つの転機があると言われています。それは、1年目と3年目、5年目ですね。これらの時期に転職をしたいと考える人が多いので、知識として知っておいてください。年齢でいうと、23歳と25歳、27歳の時です。

 

社会人1年目

 

それまでの自由な大学生活から社会生活に変わる時期なので、大きな衝撃を受けると思います。今までの常識が通用しなかったり、自分のイメージとのギャップがあったりして、挫折を感じてしまいがちです。なので、入社して1年目で会社を辞めたくなる人は多いです。

 

しかし、この時期での転職はおススメしません。会社に馴染めないなどのネガティブな理由で退職してしまうと、転職先でもまた嫌になる可能性が高いからです。そういった辞め方をすると癖になってしまいますから、グッと我慢するようにしましょう。

 

もしも挫折しそうになったら、家族や親しい友人に悩みを聞いてもらってください。誰かに話すことで楽になりますし、悩みも解決するかもしれません。1年目を乗り越えれば、環境に慣れてきて会社が楽しいと感じるようになります。

 

なので、最初の1年目での転職は、なるべくしないようにしてください。

 

社会人3年目

 

3年目になると、会社にも慣れてきて仕事も一通り出来るようになっているはずです。上司や先輩からの信頼を得て、仕事が楽しいと感じるようになっているかもしれません。そして、ある程度の基本的なスキルを身に付けた人が、さらなるキャリアアップを目指したいと考える時期でもあります。

 

実際、私も3年目の25歳の時に転職をしました。中小企業に対してホームページ作成の営業をしていたんですが、さらに発展したWEBコンサルをしたいと思ったのがキッカケです。なので、WEB系のコンサルティング会社に転職をしています。

 

業界の基礎的な知識が身に付いてくると、それに付随して新しいことにチャレンジしたくなるはずです。この時期であれば全くの異業種への転職も可能ですから、興味のある業種へ飛び込んでみるのも良いですね。何かやりたいことが見つかったら、思い切って転職をしてみましょう。

 

 

しかし、今の仕事にやりがいを感じずに、やりたいことも見つからない場合もあります。そういった時には、社内転職を考えてみてください。つまり、同じ会社の別の部署へ異動するということです。これなら、今の会社を辞める必要はありませんし、新しいことにもチャレンジすることができます。

 

最近は、社内に異動制度を設けている所も多いですから、上司に相談してみましょう。自分のやりたいことが見つかるかもしれません。

 

社会人5年目

 

入社して5年目になると、後輩の数も増えてきて自分の責任も大きくなってくる時期です。人によっては、チームを任されるマネージャーになっているかもしれません。同期の人間とも差が出始める頃なので、焦ってしまうこともあるでしょう。

 

実は、この時期が転職を考えるのに最も適した時期だといえます。転職市場は、30歳前後の人が最も多くなっているので、そういった人材を求めている企業も多いからです。これまでに一定のキャリアを積んでいれば、大手の企業などに転職できる可能性も高まります。

 

即戦力として活躍できるように、今まで学んできたスキルを活かせる企業で働くべきですね。能力が評価されれば、大幅な給料アップも可能です。なので、今後のキャリアプランをしっかりと考えて、転職活動を行いましょう。

 

 

そして、転職を考えていない場合でも、会社の外に目を向けてみるのは大切なことです。異業種交流会などに参加してみたり、社外の人と接することで色々な刺激を受けることができます。社外の人脈を増やすことで、今の仕事に役立ったりすることもあります。

 

なので、転職しないにしても、新しい刺激を得るのは自分のためにも良い時期だといえます。

 

 

以上のように、その人の年代によって、転職に対する考え方は変わってきます。なので、勢いで転職するのではなくて、しっかりと将来のキャリアを考えるようにしましょう。


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