転職のよくある12個の失敗談

転職で後悔しないために!転職のよくある12個の失敗談

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転職をしようと思っても、失敗が怖くて決断ができないという人は多いでしょう。人生を変えるほどの大きなイベントですから、迷ってしまうのは不思議ではありません。しかし、行動をしないことも、大きな損失となってしまいます。

 

本当にやりたいことがあるのなら、思い切って足を踏み出してみてください。ただ、何も考えずに行動すると失敗のリスクもあるので、先輩たちの失敗例を知っておくと良いでしょう。

 

よくある失敗を知っておけば、同じ過ちをしなくても済みますよ。

 

転職で後悔しないために!転職のよくある12個の失敗談

 

転職活動中の失敗例について

 

忙しすぎて転職活動の時間が無い

 

仕事をしながら転職活動をするのであれば、時間の確保が難しいという現状があります。書類選考に通過したとしても、面接のスケジュールが合わない場合が多いですね。

 

面接を2回以上キャンセルすると、その時点で不採用にする企業も多いです。だから、時間の調整は上手くやらないといけません。スケジュール調整も社会人としてのスキルなので、そういった姿勢も採用担当者は見ています。

 

なので、外回りの営業なら外出中に時間を作ったり、デスクワークなら有休を活用したりといった工夫が必要です。ただ、時間が無いからといって、会社を辞めてしまうのは禁物ですね。

 

収入減が無くなってしまうため、転職活動が長期化すると焦ってしまうからです。ですから、仕事をしながらの転職活動が最もベストだといえるでしょう。

 

会社を辞めてからの転職活動は危険

在職中の転職活動のメリット・デメリットとは?

 

 

なかなか転職先が決まらない

 

なんとなく転職活動を続けていると、思った以上に決まらないといったことがあります。何ヶ月も活動しているうちに、モチベーションが下がってしまって挫折してしまうというパターンですね。

 

色々な会社を見続けていると、どんどん理想が高くなってしまいます。なので、自分のやりたいことが明確でなければ、方向性がブレてしまうわけです。

 

これを防ぐためには、自分が何を求めているのか、現職の不満は何なのか、といったことを明確にしないといけません。そうすれば、会社選びの明確な基準を作ることができます。

 

また、ダラダラと続けていても無意味なので、半年やって決まらなければ転職を見送った方が良いでしょう。

 

 

退職交渉の時に上司からの引き留めにあった

 

転職先が決まったとしても、今の会社の退職時に揉めることがあります。辞められると会社にとって損失ですし、その上司の評価も落とされてしまうでしょう。優秀な人ほど引き留められますから、気を付けなくてはいけません。

 

結局、その会社に残ることになっても、周りとの関係がギクシャクするので気まずい雰囲気となってしまいます。残ることで待遇を良くしてくれる場合もありますが、デメリットの方が大きいはずです。

 

退職しなければ転職先に迷惑を掛けることにもなるので、強い意思をもって上司と交渉するということが大切ですね。

 

円満退社をする方法とは?

退職時に迷惑をかけないようにするポイントとは?

 

 

転職後の失敗体験

 

残業がない会社を選んだが、家に持ち帰って仕事をしていた

 

残業とは、どんな会社でもあるものです。表向きは残業が無いという会社であっても、家に帰ってから仕事をする必要性が出ることもあります。なので、それは覚悟しておきましょう。

 

自分が本当にやりたい道を選択していれば、残業があったとしてもモチベーションは下がらないはずです。むしろ、自分のスキルアップにつながることなので、色々なことを吸収するつもりで仕事をするべきですね。

 

ただ、どうしても残業したくない場合は、事前に先輩社員に聞いたりなど情報収集をするようにしてください。また、転職エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーが会社の内情について詳しく教えてくれます。

 

 

やりがいのある仕事だが、激務で過労になった

 

最近は、ブラック企業などが社会問題となっているので、連日のように長時間労働を強いられることがあります。それが自分のやりたい仕事だったとしても、体力的に続かないかもしれません。

 

なので、面接へ行ったときに、労働実態について質問をしてみましょう。夜中に会社の前まで行ってみて、何時までオフィスの明かりが付いているのかを確認するのも良いですね。

 

体を壊してしまっては意味がありませんので、自分の体力で続けることができるかどうかが非常に大切です。

 

ブラック企業の見分け方とは?

 

 

実力重視のベンチャーに入ったが、結果を出せずに挫折した

 

年収アップを目指すのであれば、大手よりもベンチャー企業の方が可能性があります。ベンチャーだと実力重視の評価制度が多いので、若くても結果を出せば出世することができるからです。

 

だから、野心と向上心にあふれている人は、ベンチャー企業を好む傾向にありますね。

 

ただ、思うような結果を出すことができない場合、かなり厳しい状況に立たされるかもしれません。インセンティブ制度がある会社なら、実績が無ければ給料はかなり安くなるでしょう。

 

厳しいノルマが課されていることもあるので、それを達成できないと上司からの風当たりもきつくなります。なので、自分の今までのキャリアを考えてみて、十分に戦えるかどうかを検討する必要がありますね。

 

また、ベンチャー企業は独特な社風であることが多いので、異なる文化に対応できるだけの柔軟性も持っておく必要もあるでしょう。

 

 

面接では印象が良かったが、入社してみると価値観が合わない

 

面接の際に、担当者と意気投合することはよくあります。なので、それに気を良くして、入社を決意することもあるでしょう。しかし、実際に入社してみると、自分のイメージと異なっていることがあります。

 

そもそも、面接の場では求職者の話を引き出すために、愛想の良い対応をする面接官が多いです。それを真に受けてしまうと、明るくて風通しの良い社風だと勘違いする可能性があるわけですね。

 

 

それで入社してみると、社員同士がギスギスしており最悪の雰囲気だったという話もあります。

 

なので、フィーリングだけで決めるのではなくて、第三者の意見など客観的な情報なども判断材料としてください。担当者の人柄だけでなく、仕事の内容や労働条件などを総合して決めるようにしましょう。

 

 

待遇の良さで転職したが、身に付けられるスキルがない

 

福利厚生が充実していて、残業もほとんどないなど、大手の企業では好待遇を用意していることがあります。会社員にとって憧れの環境だと思いますが、それで自分の市場価値を高めることは難しいでしょう。

 

その会社で一生働けるという保証はありませんし、もしも転職が必要になったときに、自分の強みとなるスキルが身に付いていない可能性があるわけです。

 

仕事をする上で、待遇の良さは重要な要素です。でも、仕事から学ぶことが無ければ、いつまでたっても成長することができません。

 

一方、待遇が良くない会社であっても、そこでキャリアを磨けば向上することができるでしょう。長い目で見れば、そちらの方が自分のためになりますね。なので、目先の待遇だけに捉われないようにしてください。

 

 

未経験の業種へ転職したが、教育が不十分で仕事が覚えられない

 

20代の転職であれば、未経験職への転職でも問題ありません。しかし、中途採用だと教育制度が不十分なことがあるので、なかなか仕事を覚えることができない場合がありますね。

 

できて当たり前だと思われていますから、手取り足取り教えてもらえるとは考えないようにしてください。できることなら、面接のときに教育制度について確認をしておくべきです。

 

基本的に、転職は今までのキャリアを積み上げる形で行います。持っているスキルを生かしながら働くことで、自分の商品価値を高めていくわけです。それが、キャリアアップということですね。

 

未経験職への転職はイレギュラーですから、ある程度の覚悟を持っておいた方が良いでしょう。

 

 

安定を求めて大企業に転職したが、業績が悪化して不安定となった

 

日本では不景気が長く続いていますから、大企業であっても安心はできません。パナソニックやシャープなど世界的な企業でも、大規模な赤字を出してしまっている状況です。

 

また、東日本大震災の原発事故において、東京電力は莫大な損失を出してしまいました。天災で業績が悪化することもありますから、自分の会社は安心だとは思わないでください。

 

だから、会社頼みで生活をするのではなく、普段から自分のスキルを高めることを意識しておきましょう。市場価値の高いスキルを持っていれば、会社が倒産してもすぐに転職することができます。

 

会社にぶら下がるだけで良い時代ではないので、自分の道は自分で切り開けるように普段から意識をしておきましょう。

 

 

転職しても満たされず、前の会社に戻りたくなった

 

転職によって給料が上がって待遇も良くなったとしても、心が満たされないといったことがあります。離れてみて初めて、前の会社の良さに気付くわけですね。そうなると、また戻りたくなってしまうかもしれません。

 

上司との関係が良好で円満退社ができているなら、出戻りすることも可能だと思います。でも、戻れたとしても、同僚との関係は上手くいかない可能性がありますね。

 

一度辞めた人間ですから、快く受け入れてくれない社員もいるはずです。なので、前の会社に戻るとしたら、それなりの覚悟を持っておくようにしてください。

 

 

希望していた業務と異なる仕事を任された

 

面接のときに希望する職種を聞かれると思いますが、会社の方針により全く違う部署に配属されることがあります。特に、事務職希望の人が営業などに回されてしまうと、あまりの仕事内容の違いに戸惑ってしまうかもしれません。

 

自分のやりたいことを叶えるための転職なので、それができないとなったら転職した意味がないですよね。短期間で辞めると職歴に傷が付きますから、苦痛に耐えながら我慢している人もいます。

 

それを防ぐためには、自分のキャリアややりたいことを強くアピールすることが大切です。会社も即戦力を求めていますから、役に立つスキルがあるなら適材適所で配置してくれます。

 

「どんな仕事でもやります」といった低姿勢でいると、会社の都合で部署を決められてしまうので注意してください。仕事内容は妥協できない部分ですから、積極的にアピールするべきですね。

 

 

 

以上のように、転職に失敗はつきものです。自分も同じ過ちを犯さないためにも、あらかじめ対処法を知っておいてください。人生に大きく影響するイベントですから、後悔をしないようにしましょう。


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