面接におけるロジカルな会話術とは?

面接におけるロジカルな会話術とは?

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転職面接において重要なのは、過去の経験や持っているスキルなどがありますが、他にもロジカルに話すことができるのも大切な要素と言えます。相手の話の要点を的確に理解するだけでなく、自分の思っていることも端的に話すことが求められるわけです。

 

ロジカルに考えたり話したりすることは、ビジネスマンとしては必須の能力だと言えるでしょう。なので、自分の経歴やスキルをアピールするとともに、ロジカルな話し方も心掛けるようにしてください。

 

ここでは、ロジカルな会話術について紹介します。

 

ロジカルな会話に必要な6つのポイント

 

最初に結論から話す

 

何かを伝えるときには、最初に結論から話しましょう。たとえば、「結論から言うと、○○です。その根拠は3つあります。」などと話せば、すごく分かりやすいですよね。結論を先延ばしにすると、途中で飽きられる可能性があります。

 

面接では短い時間で話を伝える必要がありますから、分かりやすさを意識するようにしてください。そのためにも、結論を最初に伝えるようにしましょう。

 

 

話の流れがシンプルである

 

話をシンプルな流れにすることも、重要だといえます。先述したように、面接では分かりやすく端的に話を伝える必要があります。なので、シンプルに内容をまとめることも重要ですね。余計な部分をカットして、要点だけを短くまとめるようにしてください。そうすれば、非常に分かりやすい話の内容となります。

 

ダラダラと前置きが長かったり、無関係な話を入れてしまうと、要領の悪い人間だと思われてしまいます。すると、面接においてはマイナス評価となるわけですね。ですから、無駄を排除してシンプルな流れを意識してみてください。

 

 

会話の内容が具体的

 

抽象的な一般論だけを並べてしまうと、説得力に欠ける会話内容になってしまいます。なので、例え話や体験談などを使って、具体的に伝えるようにしましょう。そうすれば、信憑性の高い話になるので、説得力も高まります。

 

たとえば、「体力には自信があります」と言うよりも、「学生時代にアメフトをやっていたので、体力には自信があります」の方が説得力がありますよね。具体性の無い話はウソっぽく聞こえてしまうので、十分に注意しましょう。

 

 

客観的な数字やデータに基づく根拠がある

 

自分の実績などを示すときには、客観的な数字を出すようにしてください。たとえば、「売上目標を120%達成しました」や「新規顧客を5件獲得しました」などですね。数字を出すことで、自分の実力を端的に示すことができます。

 

先述の具体性にも繋がる部分ですが、具体例を出さないことには信用されません。机上の空論を話しても仕方がないので、必ず根拠を用意するようにしましょう。そうすることで、自分の実力を証明することができるはずです。

 

 

曖昧な言葉を多用しない

 

「○○だと思う」「たぶん」「○○かも」など、普段から曖昧な言葉を使っていませんか?事実を断定しない話し方をすると、自信が無いように思われてしまいます。特に、面接では自信を持って回答することが重要です。なので、曖昧な言い方は控えるようにしてください。

 

「●●です!」と断定した方が、説得力が明らかに高まります。頼りがいのある印象を与えることができるので、高評価を得ることができるでしょう。同じ内容を話したとしても、断定表現を多用することで評価を高めることができるはずです。

 

 

相手の質問内容を的確に理解して回答する

 

面接官から質問をされた時に、全く関係ない回答をする人がいます。たとえば、「これまでで、何か失敗した経験はありますか?」と聞かれて、「上司への伝達ミスで、顧客フォローが間に合わなかったことがあります」などと答えるケースです。

 

この場合、面接官は「失敗から何を学んだのか」を聞いています。なのに、失敗談だけを伝えても、意味がありませんよね。こういった回答をすると、理解力の無い人間だと思われてしまいます。

 

なので、質問の意図をちゃんと理解して、求められた回答をするようにしてください。

 

 

面接官の意図をくみ取る

 

面接において最も重要なのが、面接官の質問の意図を知ることです。聞かれたことに端的に答えるだけで、理解力のアピールになります。だから、常に面接官の言うことに耳を傾けて、的確に答えるように意識してください。

 

 

まず、面接官が聞きたいことは、「今までの経験やスキル」と「将来のキャリアプラン」です。これらを答えられるように、面接前から準備しておきましょう。

 

経験やスキルを伝えるときには、過去の実績などの根拠が必要となります。「ネットショップの売上を150%に引き上げました」といったことですね。数字で根拠を伝えることにより、スキルや経験を証明することができます。

 

また、将来のキャリアプランについては、なぜそう思うのかという理由が必要です。たとえば、「将来はコンサルタントとして、集客方法を極めたいと思っています。なぜなら、父親の会社が倒産したことがキッカケで、集客に悩む人を減らしたいと思ったからです。」といった内容になります。

 

 

さらに、転職を決意した経緯と志望動機を一連の流れで説明できることも重要です。そして、どんな経験からどんなスキルを身に付けていて、それを会社でどう生かせるかということも説明できるようにしましょう。

 

これらを説明できるように、自分の経験やスキルを洗い出しておいてください。自分を客観視して知ることができれば、自信をもって話すことができるはずです。

 

 

 

以上のように、面接の場でロジカルに会話することは重要な要素となります。これはビジネスの現場でも同じことですから、日頃からロジカルな会話を意識するようにしてください。事前に伝えたいことを準備しておけば、本番でも焦らずに話せるようになるでしょう。


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