面接を有利に進めるためのテクニック

面接を有利に進めるためのテクニック

このエントリーをはてなブックマークに追加  

転職面接では、自分の強みをアピールして、面接官に一緒に働きたいと思ってもらうことが重要です。なので、どういった受け答えをすると、評価が上がりやすいかなどを探る必要があるわけです。

 

そこには、知っておくべき知識やテクニックなどがありますから、しっかりと理解をするようにしてください。そうすれば、他の応募者とも差を付けることができるはずです。

 

ここでは、面接を有利に進める方法を紹介します。

 

 

キーマンを見つける

 

転職面接においては、複数回の面接が行われることが一般的です。2〜3回の面接の中で、応募者の素質を見抜いて採用するべきか決めるわけですね。また、一度の面接で、複数人の担当者がいる場合もあります。

 

上手く面接を進めるためには、誰がキーマンなのかを把握するようにしてください。複数人の面接官と話す機会が設けられますが、その中で重要なキーマンは一人だけです。だから、その人に絞ってアピールをすることで、自分を印象付けることができるようになります。

 

最も決定権があるのが、現場の上司ですね。自分が配属される予定の現場の責任者ですから、その人の意志が重要視されるわけです。なので、社長や部長などは、サポート役に回ることが多くなります。

 

ここで判断を間違えて、社長などにアピールしても無駄になりますから注意してください。

 

理想の部下として印象付ける

 

直属の上司がキーマンだと説明しましたが、そこで自分を印象づけるためには、「一緒に仕事がしたい」と思ってもらう必要があります。なので、知識やスキルなどの優秀さを示すだけでなく、部下としての優秀さも示さないといけません。

 

ですから、どういった部下が求められているのかを理解しましょう。一般的に、理想的な部下には、以下のような特徴があります。

 

  • 協調性が高い
  • 責任を持って仕事に取り組む
  • ハードな仕事にも耐えられる
  • 上司や同僚を立てる
  • まともなコミュニケーションが取れる

 

こういったことを、アピールできるようにしてください。自己中心的な考え方だったり、チームワークを重視しない人は、部下として不適格だと思われてしまいます。なので、実際の仕事の場面をイメージして、やりやすい人材をアピールしましょう。

 

ポジティブな退職理由を語る

 

面接で必ず聞かれる質問が、退職理由についてです。しかし、一般的に退職理由はネガティブなものが多いですから、答えにくいですよね。給与などの待遇への不満であったり、人間関係のトラブルなどを理由として伝えると、すぐに辞める人間だと思われがちです。

 

なので、ネガティブな理由などは、ポジティブなものに変換して答えるようにしてください。たとえば、人間関係のトラブルであれば、「さらに高いパフォーマンスで仕事をするために、団結力の高い環境で仕事がしたい」などと言いかえれば良いわけです。

 

前向きで向上心のある理由を伝えれば、印象を悪くすることもありません。

 

聞きにくい質問への対処法

 

仕事以外の質問だと、面接のときに聞きにくいですよね。たとえば、給与や労働条件、勤務地などについてです。こういった質問をすると、仕事への意欲が低い人間だと思われる可能性もあり、聞くのをためらう人もいるようです。

 

でも、仕事をするうえで重要なことですから、気になるのであれば質問しないといけません。

 

 

タイミングを計る

 

面接の後半になると、嫌でも条件面での話題が出てきます。なので、それまで待つのも、方法の一つです。とにかく、自己PRを行うことに集中して、面接官が条件面の話題を出した時に質問をするようにしましょう。これが、最もスムーズな聞き方ですね。

 

 

ポジティブな前置きをする

 

質問をする前に、前置きをすると効果的です。たとえば、「休日出勤はありますか?」と聞くよりも、「仕事には全力で取り組むつもりです」と前置きを入れてから質問をします。そうすれば、自分の意欲を伝えることができるので、質問をしてもマイナスになりにくいです。

 

 

色々な質問方法がありますから、その時の状況に合わせて使い分けるようにしてください。

 

間違った自己PRに気を付ける

 

自分では効果的に自己PRをしているつもりでも、逆に評価を下げてしまうことがあります。なので、自分の発言を客観視して、変なことを言っていないか気を付けるようにしてください。そうすることで、マイナスイメージを避けることができます。

 

 

ネガティブな発言をしない

 

自己PRの時にやってしまいがちなのが、前職についての批判ですね。不平不満を言ったところで、面接での評価が上がることはありません。それよりも、不満があったとしても、それを改善するために何をしたのかが問われます。

 

なので、不満を言うのではなく、そこでどんな対処をしたのかをアピールするようにしてください。具体的なエピソードにすることで、説得力を高めることができます。

 

 

一方的にアピールをする

 

自己PRの意味を間違えている人がいます。自分の気持ちを強引に押し通すのではなく、転職理由から志望動機まで一貫した流れの中で説明することが大切なわけです。なので、根拠もなく自分の願望を押し付けるのでなくて、客観的に納得できる理由を語るようにしてください。

 

 

自発性が無い

 

「何のとりえもありませんが」「勉強させてください」などと、面接で発言する人は多いですよね。謙遜して言っているのかもしれませんが、これだと何のアピールにもなりません。何か強みが無いと、企業としても採用するメリットが無いわけです。なので、自分を採用する利点を明確にして、ちゃんとアピールをするようにしてください。

 

 

話が長い

 

自分をアピールしようと意識しすぎて、話が長くなりすぎる人がいます。また、伝えたいことが多すぎても、何を言いたいのか分からなくなってしまいます。なので、自己PRで伝えることは、2つか3つまでに絞るようにしてください。自分の強みを端的にまとめて伝えることで、分かりやすく効果的なアピールとなります。

 

 

 

以上のように、面接を有利に進めるためには、色々なテクニックがあります。注意点などを知っておけば、本番になって慌てる心配もないでしょう。事前に対策をしっかりと行って、的確に自分をアピールできるようにしてください。


このエントリーをはてなブックマークに追加