転職で好条件を引き出すための面接交渉テクニック

転職で好条件を引き出すための面接交渉テクニック

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転職活動において面接を行いますが、これは交渉ともいえます。自分の強みや将来性を売り込んで、認めてもらう活動ですからね。そして、有利な労働条件や報酬を引き出す必要があります。しかし、自分の意見だけを主張しても通らないので、自分と企業の両方が満足できるポイントを見つけないといけません。

 

なので、WIN-WINの関係を作れるように、しっかりと交渉をする必要があります。有利に進めるテクニックなどがありますから、覚えておくようにしてください。

 

ここでは、面接における交渉術を紹介します。

 

面接交渉において重要なこと

 

転職活動は、応募者と企業が双方にメリットがあって、初めて成立するものです。応募者の立場からすると、自分のスキルや経験を提示して、興味のある仕事や報酬などを求めます。一方、企業の立場としては、ポジションや条件を提示する代わりに、事業に貢献できるスキルを求めるわけです。

 

これらの条件が一致しないと、内定は実現しません。なので、一方的に自分の主張を押し通してもダメだということです。双方にメリットがあるように、上手く交渉を進めないといけません。お互いに折り合いが付く着地点を見つけることが、交渉の秘訣と言えますね。

 

面接交渉における3つの段階とは?

 

第一印象

 

転職面接は、複数回に分けて行われるのが普通です。最初の一次面接は、人事担当によるものが多いですね。ここでは、人物像が重要視されますから、第一印象を大切にしてください。その人の印象は、出会ってから1分前後で決まると言われています。

 

なので、キレイな身だしなみやハキハキとした元気の良い態度で臨んでください。そして、企業との相性の良さを示すために、企業理念との共感をアピールしましょう。自分を会社の方向性が同じだと伝えれば、印象もアップするはずです。

 

また、この段階で条件交渉はしないでください。ここでは、あくまでも自分を売り込むことに集中しましょう。

 

 

スキルの確認

 

二次面接まで進むと、現場の担当者との話し合いの場が持たれます。ここで重要となるのは、企業が求めるスキルを持っているかということです。現場の担当者と専門スキルについて話し合うことで、即戦力として活躍できるかが評価されます。

 

ここで重要なのは、「自分に何ができるか」を明確に示すことです。よくある間違いが、印象を良くしようとして「何でもできる」と言ってしまうことです。企業が求めているのは、即戦力で活躍できる専門性となります。なので、自分の得意なスキルをアピールするようにしましょう。

 

そして、ここでも条件交渉はしないでください。まだその段階ではありませんから、自分のスキルの提示に集中しましょう。ここで自分の価値を明確にしておかなければ、後の待遇交渉が上手くいきません。

 

年収ダウンを回避するための交渉術」でも紹介したように、待遇を良くするためには根拠が必要です。理由もないのに高待遇を出してくれる企業は存在しません。なので、企業に貢献できる根拠を提示して、納得のいく待遇をもらえるようにしてください。

 

 

条件のすり合わせ

 

最終面接では、社長や部長など幹部クラスとの面接となります。ここでは、入社への熱意や将来性などが判断されるので、自分のキャリアプランなどを熱く語りましょう。そして、具体的な交渉ができるのは、このタイミングとなります。

 

最終面接で待遇や報酬などの交渉に入りますから、ここで自分の希望を伝えるようにしてください。ポイントとしては、妥協点を複数用意しておくことです。たとえば、希望年収が500万円だとして、最低限必要な年収も決めておくわけです。

 

そうすれば、500万円で折り合いがつかないときに、450万円と妥協点を提示して決まることがあります。他にも、「月間の残業時間は○○時間まで」や「休日出勤は月に○日まで」などと決めておけば、交渉も有利に進むでしょう。

 

また、先述の通り、自分の希望を伝えるときには、その根拠も忘れずに提示してください。つまり、「私は○○のスキルを提供できるので、年収500万円もらう価値があります」などということですね。納得できる理由があれば、企業側も条件を飲んでくれるでしょう。

 

 

 

以上のように、自分の希望する条件を認めてもらうには、段階があるということです。これを知っているかどうかで、面接の話の進め方も変わってくるでしょう。有利な条件で転職できるように、交渉については根気よく行うようにしてください。


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