無能なキャリアアドバイザーが付くことのリスクとは?

無能なキャリアアドバイザーが付くことのリスクとは?

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良いエージェントの見分け方とは?」でも解説しましたが、転職で成功できるかどうかはキャリアアドバイザー(CA)の能力が非常に大切です。優秀なアドバイザーのサポートがあれば、自分の希望する企業に採用されやすくなります。

 

しかも、高待遇で入社できる可能性が高いので、何としても良いアドバイザーに出会う必要があります。これは、私の実体験からも言えることです。

 

 

逆に、無能なCAに当たってしまうと、採用の確率はガクンと下がってしまいます。なので、失敗しないためにも、無能なアドバイザーのリスクについて理解しておいてください。

 

 

企業の内情がつかめない

 

転職エージェントは、色々な企業の採用担当と密にコミュニケーションを取っています。なので、その企業で求められている人物像やスキル、社風や人間関係などについて詳しい情報を持っているわけです。なので、そういった情報を聞くことで、企業の雰囲気を掴むことができるので応募先の選定に役立ちます。

 

しかし、無能なアドバイザーの場合、採用担当とのコミュニケーションが不足しています。なので、企業の情報を全く把握しておらず、事前に情報を得ることができません。ですから、求人情報のみで判断することになり、選定ミスのリスクが高くなってしまいます。

 

 

自分のアピールポイントが分からない

 

転職エージェントのCAは、求職者の職歴やスキルなどをヒアリングして、その人の強みや弱みを洗い出します。そして、独自のアピールポイントを見つけ出し、選考で有利になるようにアドバイスをしてくれます。なので、面接でも的確に自己アピールが出来るようになって、担当者の印象に残りやすくなります。

 

一方、無能なCAの場合だと、ヒアリング能力が無いために求職者のアピールポイントを見出すことができません。なので、何の対策もないままで企業に応募することになり、採用率も大幅に低下してしまいます。

 

 

今後のキャリアプランを立てられない

 

優秀なキャリアアドバイザーは、業界の情報にも精通しています。なので、その業界での給与水準や求められるスキル、持っておくと便利な資格などのアドバイスをしてくれます。ですから、5年・10年先のキャリアプランを立てることができ、将来的な見通しが立ちやすいです。

 

でも、無能なアドバイザーだと、専門的な知識がありません。なので、一般論しか言うことができず、これからのキャリアプランを立てられないリスクがあります。行き当たりばったりで転職することになるので、かなり危険だといえます。

 

 

面接まで進めない

 

仕事のできるCAは、企業の採用担当と強いコネクションを持っています。なので、CAが直接推薦することで、書類審査を通過させることができます。なので、面接まで容易に進むことができ、スムーズに活動することが可能です。

 

しかし、質の悪いアドバイザーだと、企業の担当者と十分な信頼関係を築いていません。ですから、推薦したとしても書類で弾かれる可能性が高くなり、いつまでも面接を受けられないということになります。転職活動にかかる時間も増えるので、機会損失も増大します。

 

 

年収が下がる可能性が高い

 

面接を通過して採用が決まるころになると、キャリアアドバイザーは企業側と条件の交渉に入ります。給与や所属部署、勤務地や入社日など、細かな条件をすり合わせていきます。交渉力の高いアドバイザーであれば、かなりの好条件を引き出してくれるので、年収のアップや重要ポストでの採用などが期待できます。

 

一方、交渉力の弱いCAの場合、自分の希望する条件に合わない場合が多いです。入社日の折り合いがつかなかったり、年収がダウンすることもあります。最悪の場合、内定の取り消しとなってしまう可能性もありますから、十分に注意が必要です。

 

 

 

以上のように、無能なアドバイザーに出会ってしまったら、転職が上手くいかない可能性が非常に高くなります。ですから、少しでも不安を感じたのであれば、早急に担当を変えるようにしてください。

 

また、リスクを最小限に抑えるために、2社以上の転職エージェントに登録するのもおススメです。自分に合ったCAと出会うためには、必要なことだといえます。自分の将来に関わることですから、アドバイザー選びは慎重に行ってください。


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